見出し画像

エメロンから中谷武司へ

去年の2月にオトナミエという三重県のメディアに取材をしてもらった記事があります。この記事の最後にでてくる「エメロナイズ」ですが、この案はボツになりました。モナリザという屋号が中谷武司協会になったのは2018年8月。この取材のあった2月時点では、中谷武司協会ではなく「エメロナイズ」という店名になる予定だったのです。

私、橋本ゆきと、中谷武司は10年以上エメロン(EMELON)というユニットで活動してきました。ネット通販のサイトURLにemelonが使われているのはその名残です。

しかし、私は長年使ってきたにも関わらず、そのユニットという括りに疑問を抱いていました。そもそもゆきと武司が二人共同で創作しているわけじゃない。それに、夫婦でなくなったことで、互いにフラットに接することができるようにはなっていたけど、未だにユニットの名で「二人ワンセット」であることが窮屈に思えていました。

仕事の分配はどんな感じかと言えば、例えば、サトナカで言うと、

コンセプト部分 → 二人(約1時間の車中でほぼ決定)
お菓子部分 → 私
仕入れや価格設定、お金のこと → 私
デザイン → 武司

一緒に作っていると言えば、そうなんだけど、サトナカって単に菓子(クッキー)として見たらめちゃ高いですよ。OEMみたいに外注だったり、工場で作っているのではなく、一個一個手作りしてたり、国産、できるだけ県内の素材をつかっていたり、その部分が価格に現れているのは大きいけれど、価格に納得していただけるのはデザインの力に依るところが大きい。しかも、デザインしてる人自らが売ってる菓子なんて、そうそうないです。普通はデザインって外注ですから。

それを考えた時、やっぱりエメロンなんて言うユニットよりも中谷武司として売り出した方がいい!となりました。私の中で。どっちかと言えば、私はマネージャーの役割です。マネージャーはバンドと一緒に舞台に上がらないですよね?いや、上がってたら面白いけど、普通は舞台の脇で見てるじゃないですか。私はそっちなんです。

それで、中谷武司ショップにしようと言ったのが6月終わり。本人は恥ずかしがっていた部分もあるし、一緒に仕事をしているのに自分の名前が前面に出ることに躊躇を感じていたようです。でも私が「ヨウジヤマモトみたいでええやん!」と言ったら、ちょっとその気になったようでした。いや、もう私は小説書くからこっちはマネージャーでええねん。ホントに。これ、すごい楽になりました、私も。今にもエメロナイズという店名になる直前のことです。その数日後、武司から送られてきたのがこちらの豪勢なロゴ。

いや、これはさすがに豪華すぎだろ。となって、こちらのロゴに落ち着きました。

武司は異様に仕事が早い。言ったらもう数日後にできてくる。ホントに。次回はそんな武司の仕事の速さについての考察をお届けします。

※毎週火曜日に記事を上げると最初に書きましたが、少し記事をためたほうがいいと思ってしばらくは毎日更新することにします。ある程度たまったら週一にする予定。よろしくお願いします。


ありがとうございます。サポートいただいたら嬉しいです。お店でたくさんサトナカ試食してください!