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#2 ハイパフォーマーの仕事を受ける技術②

はじめに


前回のnote(https://note.com/yukiishii1987/n/nea11cb8b64c6)で
ハイパフォーマーは、“仕事を受ける技術が高い“という話を致しました。そして、仕事を受ける時のゴールは、アウトプットイメージが擦り合うことであり、具体的には、"QCD" を押さえることとお伝えしました。


クオリティは、品質水準のすりあわせなのですが、必ずしも、クオリティが高ければ高いほど良いわけではないことにも触れました。
そちらは「C:作業時間」と「D:納期」について密接に関わります。
                                    

タスクのROI(費用対効果)を考える


一般に、クオリティは高ければ高いほど良いのは否定しません。しかし、その大前提として、そのタスク単体ではなく、その人の全体のパフォーマンスという観点を押さえる必要があります。

現実には、その業務だけを担っているわけではない為、本来時間をかけるべき業務に時間がかけられないのではよろしくありません。また、それ以上の品質で仕上げても効果が上がらないものに必要以上の時間をかけてしまうこともあります。タスクのROI(費用対効果)が悪いという状態ですね。

クオリティ(水準)に迷った時は、“より丁寧に仕事を実施する“という結論になることがありますが、これによって全体の業務バランスが崩れた場合には、仕事の受け方のミスと振り返るべき事象になりえるのです。個別タスクのROIはもちろん、自分が持っている全タスクのROIを考えることが重要です。

コストの擦り合わせ方


コスト(作業時間)の擦り合わせ方法はシンプルです。“このタスクの作業時間はどれくらいでみるべきか?“という問いによって、想定業務時間とともに、仕事の出し手における業務の優先度(力の入れ方)がわかります。

もちろん、上司による仕事の作業時間は実際の作業時間どおりかはわかりません。あくまでも上司が思う作業時間である為、このタイミングで、ご自身で実際にどれくらいの時間かかるかを考えることになります。

ここで大切なのは、この時点で、仕事の段取りのイメージが湧いているかどうかです。タスクの完成までの流れ(=段取り)がイメージできていれば、想定作業時間の精度はかなり高いものになります。

逆に、この段取りが見えていない場合、この擦り合わせをしないと、コスト(作業時間)が想定より膨れ上がるリスクがあります。

おわりに


最後に、真面目な人、あるいは、こだわりがちな人ほど、コスト(作業時間)の罠≒過剰品質 には陥りやすい傾向が強いので、注意をしないといけないです。

仕事の出し手も、そうしたメンバーの仕事の癖は理解しているでしょうから、その上で作業時間のマネジメントをかけることで、そのメンバーの全体パフォーマンスを高めることが求められています。

次回は、QCDのデリバリーです。もう誰も読んでいらっしゃらないかもしれませんが、最後まで書きます。笑 よろしくお願い致します。


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