北欧移住で得たもの3選

のんびり幸せ北欧生活ブログ(仮)を書こうと思っていたのに昨日の投稿で盛大なネガキャンをしてしまったのでバランスを取るために頑張って捻り出した北欧移住で得たものを書き連ねます。3選とは題したものの3つも思い浮かぶか心配です。

ネガキャンが読みたい方はこちら💁‍♀️

北欧移住で失ったもの｜北欧生活の記録　Yuki in Norway｜note

得たものその① 過労死しない程度の労働と休み

前も話したんですが、私は仕事を断るのが苦手で、まあいいかと時間外労働をOKしてしまいがちです。そして後からよく後悔します。

ノルウェーでは病欠の欠員を補うために基本パートタイム職員がいてくれるので私のような正規職員は出来るだけ時間外労働をしないでいいようにシステムが作られています。
それにもかかわらず、コロナの影響でパートタイム職員ではカバーできないほど職員が全滅したりすることがあります。そういう時に私の出番です。

私は基本風邪を引きません。バカは風邪をひかないと言いますが、実際のところバカは風邪に気づきません。電話がかかってきて今日仕事入れない？って聞かれると、脊髄反射で «はい» と即答。これは陸上部か空手道場かヴァイオリンの先生の指導の賜物です。返事は «はい» 以外あり得ません。根性論で育った私には風邪など存在しないも同然。仮に風邪をひいていたとしても気づかず仕事に向かいます(迷惑)(一応鼻水など出ていたらコロナの検査はしてから家を出ています)

更に私は今の仕事に加えて、過去に働いていた2つの職場を離れるのが惜しく必要な時は呼んでくれ契約を結んでいます。一緒に働いていた人や施設の利用者、学校の生徒に愛着がありすぎてなかなかスパっと辞められないのです。

という訳で、ホワイトなはずのノルウェーの職場で1人セルフブラック環境を作り上げているのですが、一応ノルウェーには厳しい労働基準法や労働組合との協定もあり過労というほどにはなっていません。(週の労働時間が35.5時間を超えると時給が1.5倍、コロナが原因の場合は2倍になるので雇用者側も時間外労働をできるだけ減らしたがる)

もし日本にいたらブラックな環境で更にブラックな状況を作って自分を追い込んでいたと思うので、ノルウェーに移住していて良かったなと思います。多分日本で教員していたら真っ先に過労死してしまう人間だったと思います。

得たものその② 優しい夫

これは別に北欧移住したから得られたというより運良く出会えたから得られたもの(人)なので入れていいか分かりませんがこれがないと3選でなく2選になってしまうので入れさせてください。

私の夫はほんわかしていてゲームが好きで自由気ままに生きている人です。でも案外繊細で私の小さな問題にも気づいてくれます。私が疲れている時はお茶を入れてくれたりチョコレートを持ってきてくれたり、晩御飯を作ってくれたり色々お世話をしてくれます。私を甘やかすのが上手で夫といるとついダラダラ一日何もせず過ごしてしまいます。

私はおそらく扱いにくい性格をしていて、冗談は分かりにくいし、コミュニケーションの取り方も独特です(たぶん)。内向的だけど変に尖っていて雑な性格なのにたまに繊細なところがあります。それを理解して支えてくれる夫はとても貴重だと思いますしありがたいです。こんな私を好きだと言ってくれる人間は多分世界に1人なのでその貴重な1人がノルウェーにいたということは私がノルウェーに住む立派な理由になっています。
北欧移住で他の人も皆同じような恩恵を受けられるかといえば疑問ですが、印象としてはノルウェーに住む男性のほうが日本に住む男性より家庭を優先して子どもの育児や家事をすすんでしている気がします。なので夫が家事をすすんでやってくれるのも北欧教育のおかげかなという感じもします。たぶん彼の性格も大きいでしょうが……

得たものその③ 現状で満足する心

ノルウェーってほんと娯楽という娯楽はあまりないんです。あるものといえば山、湖、海、フィヨルド。ユニバやディズニー、ホテルのアフタヌーンティーなんてないですし、ショッピングセンターへ行ってもあまり変わり映えのしない服や小物、靴に鞄が置いてあるだけで日本のようにウキウキとウィンドウショッピングはできません。
外食も高いのでめったにしません。たまに記念日なんかでレストランに行ったりはしますが高い割にそんなに美味しいわけではないのでしょっちゅう行こうとは思えません。
というわけで休みの日には家でゆっくりして少し美味しいものを作って食べて近くの山に散歩しに行ったりというのが娯楽になります。バーベキューをしたり湖で泳いだり、日本にいた時とは全く違う休みの過ごし方です。
初めはちょっとあまりの娯楽のなさに唖然としましたが段々慣れて今ではこれはこれでアリだなと思うようになりました。
日本では、あれが欲しいこれが欲しい、あれがしたいこれがしたいと欲で溢れなかなか自分と向き合う静かな時間が取れませんでしたが今ではそういう時間はふんだんにあります。幸せの形は人それぞれですが私はこの北欧の生活も幸せかなと思います。

まとめ

ポジティブな話をするつもりが結局ネガティブっぽくなってしまいました。命あることに感謝してダラダラとのんびりライフを満喫していきます。他にもおそらく北欧にはたくさん魅力があるはずなので見つけたら教えてください！