稲垣有紀のメディア時評「週刊文春」と「週刊新潮」

「週刊文春」が報じた河井案里参院議員の公職選挙補法違反疑惑。何でも定められたウグイス嬢への日給1万5000円を超える3万円を支払ったという。

私の最初の感想。「えっ、3万円で違反!?そのぐらい貰っていると思った」。ウグイス嬢は選挙期間しか働けない。3万円程度を支払うなんて当たり前ではないか。

コンパニオンでも日給2万円くらい貰ってるよ!?

「週刊新潮」2月6日号によると、「こうしたウグイス嬢の報酬を巡る不正は、議員の間に蔓延しているんです」という。

要は皆やっていることなのに、河井案里参院議員が嫌われ者だったため、文春に政敵から刺されてしまったのだ。のせられた文春は間抜けの一言である。

公職選挙法がいつ定められたか知らないが、時代遅れの感は否めない。

後に判明した安倍総理から1億5000万円の選挙資金を貰っていたという疑惑ならメディアが騒ぐのも分かる。だが、重箱の隅をつつくような疑惑糾弾はもう止めようではないか。

メディアにはもっと巨悪を追求してほしいものである。

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