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#2021年の100冊 6月に読んだ本ベスト2

#2021年の100冊 は、ジャンル問わずとにかく本を読んで勉強することを目的に開始しました。6月30日時点で55冊なので、月9冊程度の計算です。ペース落ちた。

6月のベスト2

5月に引き続き、6月も6冊しか読めなかったため2冊だけ。

1位: 「insight いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力」(ターシャ・コーリック)

良書すぎて感想が書けない。自己認識ってあんまり意識してなかった概念だけど、絶対に高めるべきだと思った。読み終わってもたまにぱらぱらめくってます。

タイトルの「人生変える」は過言じゃないと思います。少なくとも私にとって。ビジネス本で言えば、この半年〜1年で一番良かったかも

2位:  「しろいろの街の、その骨の体温の」(村田沙耶香)

スクールカーストとか、サディスティックな幼い性とか、それらに翻弄される生々しい思考が言語化されていて、ちょっと目を背けたくなる。

ちょっと気持ち悪いと思う人もいるかもしれないので、あまり人に勧められない気もする。けど、この人にしか書けない小説だ、文章だ、と思う。

月のベスト3を決めるのに普段あまり迷わないのだけど、今回は迷って印象深かったこの一冊にしました。

6月のリスト6冊

ベスト2は以下の6冊から選びました。

#50 「しろいろの街の、その骨の体温の」(村田沙耶香)

読み終わった後、こんな小説を書いてみたいと思った。生々しくて、でもどこか美しくて。

コンプレックスにまみれた女子たちの「ナイルパーチの女子会」をちょっと思い出しました。あれもえぐい女子会。(語彙)

#51 「マイノリティデザイン」(澤田智洋)

コピーライターの澤田さんに、目の見えない息子さんができた。広告の知識、企画スキルを存分に活かし、福祉の世界で活かしてみたらミラクルが起きた。

いくら徹夜して何十ものコピーをかいても、すぐに忘れ去られてしまう世の中。そんな「ファストデザイン」ではなく「サステナブルデザイン」を提唱する澤田さん。例えば高知の「お遍路さん」は1,200年続いている。単なる「コピー」ではなく、そんな枠組みを作っていこうとしている。

スキルを、社会課題に活かす。こういう人生理想だな、ということをやっていただいた感じ。

#52「insight ーいまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力」(ターシャ・コーリック)

今月のベスト本。これを読んでいた1週間、仕事でモチベーションが削がれても立ち戻ることができました。

#53「OKR」(クリスティーナ・ウォドキー)

OKR = Objective(目標)& Key Results(指標)。インテルが形にし、グーグルでも創業1年目から適用されている目標管理手法。

第一部がOKRの効果がわかるようなビジネス小説(紅茶ビジネス!)になっていて、第二部に実用書としてOKRの詳細説明がされる、という二部構成。

目標設定のミーティングには何時間かける、誰が参加する、進捗確認とウィン・セッション(祝い会)を週に一回開催する、レポートメールはこのポイントを書く、と全て実務に落としこみやすく超具体的に描かれている。

これ読んで自分の目標作り直しました。

#54「52ヘルツのくじらたち」(町田そのこ)

くじら「たち」ってとこが、この小説の寂しさの種類を表してるのかな。虐待や浮気、トランスジェンダーなどテーマが盛り沢山な小説。

一気読みしました。歌に例えると、Aメロ、Bメロ、Cメロってはっきりしてるような、韻を踏んでる箇所がはっきりしてるような、小説でした。表紙も綺麗ね。

#55 料理と利他(土井善晴・中島岳志)

人に勧められて読みました。「料理は一汁一菜で良い」と唱える料理研究家の土井善晴さんと、歴史・政治学者の中島岳志さんの対談本。

身体は料理からできている、食べ物は地球からできている。慌ただしくご飯をおざなりにしている日々に、料理を囲む食器や作り手、歴史や言葉などにふと立ち止まりたくなる。 

振り返り

久々にがしがし本を買った月だったので、文字通り積み上がる積読本。それに加えて、数ヶ月ちょっとずつ読み進めてるのもあるし、放置気味のもあるし。

読書習慣(時間) とスマホ習慣(時間) は間違いなく反比例している気がするので、「本を読もう」と同時に「スマホを減らそう」も意識したほうがいいな。と読書ペースが落ち気味の5月、6月を経て思っています。


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