2021年の100冊 3月に読んだ本ベスト3
#2021年の100冊 は、ジャンル問わずとにかく本を読んで勉強することを目的に開始しました。3月28日時点で31冊なので、月10冊程度の計算です。
#2021年の100冊
読んだ本に対して毎冊ログをとっていましたが、
①ログに毎回30分以上かかり、書いている間にもう1冊読める
②読んだ上で情報を集約することにアウトプットの価値がある
と感じたため、「2021年の100冊」のアウトプット方法を変えてみました。
(ログを書く前に、既読本が3冊たまってしまったからです。積読ならぬ積書(つんかき)。)
読んだ本を直後にアウトプットすることは、理解を深めたりポイントを整理したりするためにとても良かったですが、タスクになってきてしまっていたのは事実です。
10インプットして10出すのではなく、10インプットして3出す方が、アウトプットの質(価値)は高まりそうですよね!
3月に読んだ本はこんな感じです。
そのうちベスト3はこちら!
1位: 「僕は君の『熱』に投資しよう」(佐俣アンリ)
国内最大のシードファンド(300億円)を運営する、若手NO.1ベンチャーキャピタリスト・佐俣アンリさんの著書。
起業家や投資家を目指していなくても、アンリさんのとにかく熱い口調によって、アンリさんの考え方、世界にグイグイ引き込まれ、顔が上を向いてくる気がします。一気読みしましたが、エネルギーの消化に2日かかりました。
佐俣さんや仲間たちは、つらくてもゲラゲラ笑いながら仕事してると。どうせキツかったり、どうせつらかったりしてもどうせ生きなきゃいけないならハハハ!ってやっていたほうがいいなぁと、次の日ふと思いました。
2位:風立ちぬ (堀辰雄)
昭和初期、日本近代文学への1ステップ。一言で言うと美しい小説です。
読んで数日、この本を読みながら想像した林の風景が何度もよみがえりました。想像の中で構築した風景を、夢を再現するかのように見る。まるで実際に少し前まで自分がそこにいたときの記憶を反芻しているかのように。こんなことは初めてでした。
3位: 人間の建設 (小林秀雄・岡潔)
裏表紙にはこう書いてあります。
文系的頭脳の歴史的天才と、理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。学問、芸術、酒、現代数学、アインシュタイン、俳句、素読、本居宣長、ドフトエフスキー、ゴッホ、非ユークリッド幾何学、三角関数、プラトン、理性...... 主題は激しく転回する。日本史上最も知的な雑談と言えるだろう。
世の中に対する自分の無知、他人の哲学を学びました。
言葉の意味を考えて腑に落としながら読むために、おそらく文字面を追うだけの時間の2〜3倍はかかりました。同じページを何度も読み返したり、難解でスルーしたところに戻ったり。
知的好奇心が盛り上がった結果、読後「フェルマーの最終定理」というノンフィクションを買うに至りました。
3月の7冊リスト
選んだのはこちらの7冊からです。3月は読書のペースが少し落ちましたが、フィクション3冊・ノンフィクション4冊と、バランスよく読めました。
#25「風立ちぬ(美しい村・麦藁帽子)」(堀辰雄)
美しい風景とソフトな情愛を読みたいときに。軽井沢の木陰の涼しい風を感じに行きたくなります。
#26「40歳が社長になる日」(岡島悦子)
100年時代のキャリアとライフプランに迷った会社員に。次世代育成について考えたい経営層に。
岡島悦子さんの豊富な経験とオリジナルな視点からしか出てこない、時代に合った提案が読めました。
#27「となりのイスラム」(内藤正典)
イスラム教についての基礎知識をカジュアルに学びたいときに。
#28「スプートニクの恋人」(村上春樹)
村上春樹作品でいちばん好きな小説のひとつです。ギリシャ音楽に誘われたいときに。
#29「僕は君の『熱』に投資しよう」(佐俣アンリ)
天才的凡人の熱い空気をそばに感じたいときに。
キツくても、つらがってると損だからハハハって笑っていようって思えました。
#30 「人間の建設」(小林秀雄・岡潔)
知的好奇心が高まっているとき・高めたいときに。
#31 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(ジェームズ・M・ケイン)
アメリカの田舎的エンタメ気分のときに。
タイトルに惹かれて手に取りました。で、ギリシャ人が出てくるので買いました。
「映画化7回、邦訳6回、永遠のベストセラー!」と帯に書いてあります。アメリカっぽい&ハリウッド映画っぽい話だったなぁ。
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今日も本を6冊まとめ買い。「郵便配達は二度ベルを鳴らす」はそのうちの1冊でした。
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