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【日記】文字で会話して伝わるものは

先日、登山関係の友人が、小さなLINEグループから抜けたという。
かなり仲良くしていたように見えたので意外だった。
どうも、そのつもりではなかったのに、グループのひとりを怒らせてしまったということらしい。

LINEって便利なようで難しい道具だと感じることが多々ある。
同じ文字であっても、手紙やメールなら、じっくり文面を考えながら書いて推敲することもできる。
しかしLINEはリアルタイムだ。
その時間もなく会話は流れていき、ニュアンスが伝わらないことも多々ある。
何かを含んで伝えようとしても、普段からかなり近いところにいる人じゃないと伝わらない。
対面して話す場合の50%くらいしか伝わらないのではないかと思う。

LINEが50%なら、電話は75%くらいか。
電話ならかなり伝わるような気もするけど、やはり対面した時の雰囲気、体の動き、表情の動きを見て、人は相手の言いたいことを受け取っていると思うわけですよね。
考えてみると、人間は何万年もこの方法でコミュニケーションをとってきた。
遠方の相手に何かを伝える方法をしては、まず手紙なのかな。狼煙とかは論外として。手紙は日本だと千数百年くらいですかね。
電話が生まれたのが150年前くらい。
誰もが使えるくらいに普及したのが5〜60年前くらいか。
ボクが子供の頃には、うちにも「電話貸してください」って来てたもんな。
気軽にやりとりできるようになったのは、携帯電話が普及してからかもね。
で、LINEは誕生してから12年くらい。
まぁ、チャットというのもあったけど、ここまで「リアルタイムの文字による会話」が一般的になったのは、たかだか10年くらいのことだと思う。
人間はこの道具を使いこなせているのか?

LINE以外にも似たようなアプリはいくつかあるようだけど、ボクたちは「リアルタイムの文字による会話」の利点と欠点をちゃんと考えたことはない、気がする。
例えば、冒頭の友人は、怒らせたことが誤解だとは思ったんだけど、
「もういいや」
と思ってしまったという。
気持ちが表情などで伝わらないこと、文字で瞬時に説明するのが難しいということがあるのかもしれない。
顔を合わせていれば、
「ごめん!違うんだ!誤解だよ!」
で済んだかもしれない。何を言うかより、必死に謝っていること自体が重要。
まぁ、あくまでも推測だけど。

利点としては「文字に残る」というところですね。
待ち合わせ時間などは、言い間違い、聞き間違いがない。
そういうところでは非常に便利だけど、便利さを上回る欠点というか、注意点がたくさんあると思うんだよなぁ。
近しい人とは、そういう共通認識を持って、トラブルを回避した方が良いかもね。


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