【エッセイ】男と女の緩衝地帯
(2153文字)
オリンピックが盛り上がっていますね。
実はボクもオリンピックを目指したことがありました。
冬季ですけどね。
浅田真央と一緒にオリンピックに行きたかった。
でも、どこに行ったらカーリングをやらせてもらえるのか分からなくて断念。
これならイケるんじゃないかって思ったんだけどなぁ(←怒られるぞ)
そういうわけで、創作大賞2024の応援期間も終わりましたね。
仕事がバタバタしていて途中になっているもの、まだ読んでないものがたくさんあります。もう少し感想が書きたかったけど残念。
でも、作品がなくなるわけではないので、のんびり読んでいきたいと思います。
車で移動しながら、サンドウィッチマンのラジオショーサタデーを聴いていたら、富沢さんが「ひと口ちょうだい」と言われるのが嫌だという話題。
そういえば、食事をしていて「ひと口ちょうだい」って言うのは女性が多い気がする。
ある女性の知り合いもそんな感じで、一緒に食事をしていると、ちょうだいと言ったり、おかずの交換を平気でする。
それだけならまだしも、食べかけのもの、例えば菓子パンとかホットドッグとか、そういうものでも「ひと口ちょうだい」と言ったりする。飲み物でも同じ。
さすがにこっちは躊躇うんだけど、
「大丈夫、私そういうの気にしないから」
なんて言ったりする。
いや、こっちが気になるよ。
それである時、こう訊いてみた。
「全く意識していない男から突然告白されることが多くなかった?」
すると彼女は驚いて言った。
「なんで分かるの!」
分かるわ(笑)
要は、距離が近いんですよね、誰とでも。
でもそこは緩衝地帯なのよ、男と女の。
そこに入って来られると男はどう思うか。
俺のこと好きなんじゃないか?
単純なんですよ、男は。
イケそうな気がするってやつです。
物理的にも男女のパーソナルスペースの違いってありますよね。
パーソナルスペースというのは、他人に侵入されると不快に思う距離ですね。
それは、男より女の方が小さいと言われている。
なので、男にとってみれば、女が思ったより近くに来るのでドキッとすることがあるわけですよ。
さらに冗談を言われて叩いたり押したりする女性も多い。
これも男からしてみれば一気に距離を詰められている感じがしてドキッとすることがある。
前述の女性もこのタイプ。
しかし多分、好きな男にはあまりできなかったんじゃないかと思うんですよね。
恥ずかしくて。
物理的な距離を詰めることも、ひと口ちょうだいも。
その結果、好きでもなんでもない男たちの緩衝地帯に出没しまくり、みんな勘違いをする。
そして告白されちゃうわけですよね。
逆に言えば、狙っている男がいたら、さりげなくこの緩衝地帯に入っていけば良いわけですよ。叩いてみたり、ひと口ちょうだいと言ってみたり。
でもそれが難しいんだろうね、好きな男には。分かる気がする。
そしてこれ、男からできるかというと、少なくともボクはできないなぁ。
いきなり男から触られたら嫌だと思うし、そもそも今の時代ならセクハラと言われるね。
それじゃ、女にとってこの緩衝地帯に入られることってなんだろうと考えてみた。
だって、それさえ分かればモテるわけじゃないですか!
水木さんはモテたいんですよ!(←水木しげる大先生の晩年の名言)
ここからは憶測でしかないわけだけど、こういうことだったりしませんか?
心配されている、理解されていると感じた時。
例えば、何かのタイミングで2人きりになった時にこう言われたとする。
「今日は元気ないね。何かあった?」
でも最初はこう答えますよね。
「ううん、大丈夫。なんでもないよ」
一旦、距離を保つわけですね。でも男はやんわりと緩衝地帯に入ってくる。
「悩んでいることがあったら聞くよ。遠慮しなくて良いから」
さて、ここが分かれ道。もう一度、大丈夫と言うのか、実はと話始めるのか。
多分、この時点ではまだ、女は「この人、私のこと好きなのかな?」とは思っていないと思う。しかし、優しい人だとは思っているかも。
そして悩みを打ち明けるわけですよね。
「実は、彼氏と喧嘩しちゃって、どうしようか悩んでるの」
そうすると男は考え始めます。どうしたら良いか。
もちろん彼女を心配してではあるんだけど、問題を解決するにはどうしたら良いかという思考回路に入っていくわけですよ。
まぁ、パズルを解くような感覚で。
そこからは、ああじゃないこうじゃないと話が進んでいく。
そしてどうなるか。
もうお分かりの通り、このふたりがくっついちゃったりする。
女からしてみれば、心配してくれて、親身になって自分のことを考えてくれるというのは、緩衝地帯に招き入れた感覚なのかも。
くっついちゃうということは、男の方にもその気があったわけだけど、その気がなくて、くっつかないとしても、同じようなことを話すと思う。
少なくともボクはそうですね。
なぜかといえば、言い方が悪いけど、興味と問題解決ですかね。
もちろん心配はしているんだけど、男の方がその問題を解決したい、問題を解きたいという意欲は強いかも。
そしてその意欲を結婚後まで持ち続けるとこう言われるわけですよ。
「愚痴を聞いて欲しかっただけなのよ。問題解決してくれなんて頼んでないの」
まぁ、あくまでも後半は憶測ですけどね。
この辺りは、百戦錬磨なお姉様方からレクチャーを受けたいなぁ(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?