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【日記】頭の中の人たちが

外は台風による雨が強い風に煽られています。
ボクは今、埼玉の実家に滞在中。
一人暮らしの母の調子が悪くて看病に来ています。
と言っても、ぎっくり腰ですけどね。
さすがに何日も近所の方に、買い物などの世話をお願いするのも申し訳ないので。
昨日、
「今年86歳だっけ?」
と訊いたら、
「ひどいね!お前は!そんなに年寄りじゃないよ!」
と、笑いながら怒られましたが、生まれた年から計算すると85歳でした。
怒るほどの違いか?と思うけど、なんかこだわりがあるんでしょうね。

あ、そんな話じゃなかった。

そんなわけで、仕事は落ち着いてはいるんだけど、私事でちょっとバタバタしてnoteの更新が滞ってました。
今は「はざまの街で」を書いています。
郁美さんの店で、志郎が謎の老女とお話中。
と言っても、読んでいただいている方にしか通じませんね。

前回の#3では、来栖というキャラクターに活躍してもらいました。
このキャラクターは、ボクの中では完全に俳優の田中哲司さん。
朝ドラ「らんまん」で教授の役をやっている俳優さんですね。
特に決めて書き出した訳じゃないんですが、いつの間にか田中哲司さんをイメージして書いてました。
それならばと、前回は中心的に活躍してもらったんですよね。
これを「当て書き」と呼ぶそうですね。
イメージしやすくて書きやすかった。

ボクのオハナシの書き方は、頭の中で登場人物に動いてもらって、それを描写するという感じ。
なので、明確に、生き生きとキャラクターには動いてもらいたい。だから、当て書きだと、細かい表情までイメージできるから描写しやすい。
ざくっと筋を決めて、キャラクターに動きやセリフを決めてもらうこともありますね。
と言っても、それもボクの頭の中の出来事で、ボクが決めているんだけど、なんでしょうね、決めてもらってるという感じがする。
あらかじめ決めたセリフを話してもらったら、田中哲司さんがやってきて、
「来栖なら、もっとくだけた言い方で良いんじゃないですか?」
と言われ、
「そうだね、それは違うんじゃねぇか、って感じかな?」
「それは違うんじゃねぇか」
「あ、良いね、それでいきましょう」
という感じ。
頭の中って面白い。

今、#4が郁美の店で止まっているのは、意外と志郎のキャラクターがはっきりしていなかったから。
彼が主人公で書き出したはずなのに、周りのキャラクターの個性がはっきりしてくると、相対的に個性が見えないから上手く動かないというか。
まぁ、もともと彼は個性的に書くつもりじゃなかったので、それで良いと言えば良いんだけど、なかなか勝手に動いてくれない。
ちなみに、郁美は女優さんでいうと誰ということはないんだけど、ボクの中ではっきりとイメージできて動いている。これも不思議。
もしかしたら、ボクの理想、とまでいかなくても、好きなタイプなんじゃないかと思う。

まぁ、そんな感じで、仕事の合間にぼんやり考えていたことをメモがわりに書いてみました。
ちなみに、#3の夏美さんも当て書き。誰かというと、これは簡単ですね。有名な女優さんです。

そして、勝手にリンクを貼ってしまいますが、郁美の店のイメージはもうnakazumiさんのお店ですね。

この話を書き出してからnakazumiさんの店のサイトを拝見したんですが、最初に出てきたお店の外観画像がイメージそのままで驚きました。
今、はざまの街の季節は梅雨。
冬まで書き続けられれば、薪ストーブも登場しそう。

あ、外の風と雨が収まった。
台風ならでは。
まだこれからが本番だろうな。

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