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【私の渾身の一句】大寒の大腸のぞけばピンクかな

俳句幼稚園に今年の1月4日に入園、沙々杯でデビューして以来、もうすぐ2ヶ月となります。今まで詠んだ俳句を棚卸ししながら、”渾身の一句”を投句したいと思います!

ラベンダーさん、楽しい企画をありがとうございます!😭✨

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私の渾身の一句
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大寒の大腸のぞけばピンクかな

(だいかんのだいちょうのぞけばぴんくかな)
季語:大寒

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自分の詠んだ俳句を振り返ってみて、思い出深い"大腸カメラ"の俳句を推敲してみました!

大寒や大腸カメラはピンク道

この句は、実際に病院でカメラをお尻からいれて大腸の中をぐるぐるモニターで見た直後に詠んだものでした。
今見ると、切れ字の"や"を上五に使ってたり、ピンク道という表現が少し無理があったり、大腸カメラってのも詰め込みすぎ感あります😅
推敲ポイントは、大寒と大腸をあわせ、カメラをのぞくに変更、ピンクは残したいので、そこに切れ字を持ってきました。
"切れ字"と"切れ痔"とかけて下五に・・
大腸の最後が肛門なのでちょうどいいですね(笑)

#私の渾身一句


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せっかくなので、今まで読んだ句のアーカイブもつけておきます。
なんと40句でした。結構詠んでました〜
だんだんとコツというか推敲の仕方がわかってきた気がします。
楽しく続けていきたいです。

<1月4日〜2月23日>

初詣雑踏の中の静けさを
待ち侘びて初春の日に見る故郷
水たまりパリパリ氷ふんでみる
初雪の帰りにチュるっと「おーあぶねぇ」
得意技ハッサク剥きと胸を張り
面倒なハッサク皮むき大好きよ
空っ風口もと感じる息の音
外濠の藍色の渦鴨スクリュー
水鳥の健気な朝活赤い頬
右回りくるくる十羽鴨軍団
マフラーはお洒落だけれど耳痛い
指先の出てる手袋震える手
遠火事に祈るあの日の電話声
手袋をはずして繋ぐ朝の道
人集り駅前ステージ鴨演舞
また来るよ名残惜しげにまわる鴨
待春の水面に煌る波紋かな
大腸をカメラで覗けば春隣
大寒や大腸カメラはピンク道
ねんねこやお散歩親の御付き合い
ねんねこの頃の心にもどる道
ねんねことふれる手のひら指の先
柊をさすや故郷の母想ふ
柊挿し童遊ぶは指のさき
ふらここのハモニカオヤジ客は猫
一休みベンチ座れば春北風
刈り上げに寒の戻りて急ぎ足
ちらちらと風に白舞う寒戻り
ちゅんちゅんと呼ばれ振り向く東風の路
夕東風にまかせて避ける人波よ
春の雪窓から覗き空腹や
ビニル傘透ける春雪ゆびの先
残る鴨ぷかり水面でうたた寝よ
素潜りは引越し準備か春の鴨
本命度72%のチョコの春
春灯下ひと影ふたつ笑み溢る
モノクロの石段赤く春灯よ
汽車に乗り雨水の空を覗きけり
傘ひらき二度目の雨水に馴染む街
水たまり浮かぶ景色は雨水色
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計40句


©️Mahalopine

記事執筆のための、いろいろな本の購入費用として活用させていただきます!