【エッセイ】スナップするひととき
スナップするひとときは
ふとした瞬間を切りとること。
スマホのカメラを起動して
はっと感じた情景の方にカメラをかざす──
五感を通じて感じていることを
情報として記録に残す
テクノロジーは人間の視覚を模倣し
光を加工しデジタルなデータとしてディスプレイに表示する──
それは、ありのままに見ている今の情景には
到底かなわないけれど
その感じているものの一部を表現する。
スナップするひとときは
ふとした瞬間を切りとること。
僕はスマホのカメラを起動して
はっと感じた情景の方にカメラをかざす瞬間が好きだ──────
いつまでも残る〝情報〟は
永遠に続く未来への僕の記憶の破片。
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