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【特集】デコポンの美味しさに魅せられて 〜むきかた・ルーツ🍊

いや〜、参りました。デコポンってこんなに美味しかったんだ・・・。

小さい頃、ダンボールのみかん箱にあった、いっぱいのみかんを食べ過ぎ、みかん嫌いになり、柑橘系の果物は、「はっさく」一筋で生きてきた硬派な私でしたが、ここ数日は「デコポン」の魅力にはまってしまっております。


まずは、この美しいフォルム。なんか先っちょがすごいことになっておりますが、殿様の丁髷のようにどうどうとした頭です。

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デコポンの正しいむきかた

ここからはむきむきしている実況です。
デコポンのむきかたって、どうなんだろう?と少し聞いたり調べたりしました。


① まずは、あの立派なあたまをもぎります。(果物ナイフをつかってもよいですが、この品種はもぎりやすかったです)

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② あとは、外の皮をむいていきます。

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③ 八朔などと違い、内側の皮は薄いのでそのまま食べれるのがGOOD👍

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【自称】はっさくのむきプロとして、マガジンはシーズンオフですが、みかんむきのクチバシなどもいらず、手軽にむけるところもデコポンの魅力なのかもしれません。


デコポンのルーツは?どうやって生まれたのか?

ここまでくると、「デコポン」について、調べてみたくなりました。
まずはデコポンWikipedia情報から。

衝撃的な事実が・・・「デコポン」って品種名ではないんだ!!
デコポンさん、大変失礼しました。いきなりニックネームで呼んでおりました😅

デコポンとは、柑橘類のシラヌヒ(不知火)系に対する熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)が所有する登録商標である。果樹および果実の品種名やその通称では無い。

不知火(シラヌヒ)が品種名で、デコポンは登録商標名ということでした。

不知火は発音的には”しらぬい”であまり聞きなれない気がしました。
「しらぬい食べようぜ!」とは言ったことないから、デコポンの名前がキャッチーなので広がっているんでしょうね。

誕生の歴史をみてみましょう。

デコポン誕生の歴史
・1972年、長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)の農研機構が「清見」と「ポンカン」を交配させて生まれた。
・へたの周囲が出っ張った歪な見た目の悪さと育てにくさから農水省は量産に不向きと判断して品種登録をしなかった。
・熊本県、不知火町(現・宇城市)ではアメリカからのオレンジ輸入自由化に対抗出来る新たな柑橘類を模索。
・試験栽培では酸味が強く放置されたが、後日貯蔵していたものを改めて実を食べてみると甘味が極めて強くなることが判明。
暫く熟成期間を置くことで甘くなると判明し食用としての生産・栽培が本格化。

最初は見た目の悪さと酸っぱさで農水省に見捨てられたものが、地元の方の取り組みで「デコポン」となったというストーリー、感動ものですね。

1991年からシラヌヒ系のうち糖度13度以上のものを「デコポン」の名称で商品化・出荷が開始。
(量産に不向きと判断された歪な外見上の特徴を逆にセールスポイントにしようとして命名)

ネーミングセンスも抜群!デコポンを生み出した熊本県はすごいです。
今度、熊本に行く機会があればデコポンを食いまくりたいですね。
初出荷の日の3月1日が「デコポンの日」だそうです。

熊本果実連は初出荷日の3月1日を「デコポンの日」として制定し、日本記念日協会に登録された。

もう過ぎちゃっておりますが、シーズンはいつなんでしょうか。


デコポンのシーズンはいつ?産地ってどこ?


これは別サイトの果物ナビさんの情報から。
東京都中央卸売市場のデータがまとまっているサイトです。

12月頃から出回り始め、5月頃までがシーズン。

取り扱い量は約1万101トン。
最も多いのは熊本県産(約4,754トン)で全体の約47%
愛媛県産(約2,482トン:約25%)、佐賀県産(約1,256トン:約12%)
※東京都中央卸売市場の取り扱い量(平成31年 ~ 令和元年)

5月がシーズンの終わりですね〜。後しばしのデコポンシーズンを楽しみたいと思います。スーパーで探してみよっと。
出荷量は流石の熊本県が約5割と圧倒的。愛媛・佐賀が残りの4割弱と九州と四国でほぼ生産されているようです。

出荷量1万トンって多いよな〜と、私の大好き「はっさく」とくらべてみると3倍以上でした。
デコポンの実力・・・恐るべし。

ということで、本日は勝手にデコポンの特集させていただきました。
大好きなはっさくさん、浮気してすいません。リンク載せておきます(笑)


皆さんもぜひ、良さげなデコポンがあれば買って食べてみてください。
めちゃくちゃうまいですよ。ちょっと高いけどwww


ではでは〜。



©️Mahalopine



記事執筆のための、いろいろな本の購入費用として活用させていただきます!