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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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#私の作品紹介

【エッセイ】警備員のおっさん

昨日は2年間お世話になった職場の最終日だった。 ノンフィクションのストーリーとして、心に残ったことをエッセイにして残しておきたいと思う。 ———————————————————— <今日の一曲> 憂歌団 / おそうじオバチャン この前ライブハウスで少し演奏したので憂歌団が頭に残ってます。代表曲的なこの曲、今回の内容ににぴったりなのでチョイスしてみました笑 おばちゃんじゃなくて、警備員のおっさんですがww ———————————————————— 警備員のおっさん お

【エッセイ#今年のクリスマス】サンタクロースの思い出🎅

僕はいまだにサンタクロースはきっといると信じている──。 サンタクロースの思い出 小さい頃、たしか小学生6年生くらいまでだったかな、 僕はけっこう本気で「サンタクロースは絶対いる」と、密かに思っていた。 友だち同士の会話では、親から何をもらおうか?とか、おもちゃを買ってもらった!とか、そんな話は当たり前だったので、現実的にはそうなんだろうと理解はしていた。 でも、我が家の毎年のクリスマスの日は違っていた。 「寝ている間に、サンタクロースがプレゼントを運んでくるから──

【スマホ写真】外苑いちょう並木2022年11月😊

外苑いちょう並木────── 昨日、天気もよかったので昼下がりのお散歩で 少し足を伸ばしてみにいってきました。 いちょう並木に近づくと────── 御観兵榎の公園の中でイベントが催されていました。 露店が沢山でていて、大にぎわいのマルシェ。 いちょう並木はすっかり色づき 半分くらいは落ち葉になっています。 「そろそろいい感じかな~」 と思って行ったのですが、少し遅めだったかも── 人混みの中をゆっくり歩くと 子ども連れの家族や、若い学生、外国人団体、ワンコも── 色づ

【俳句幼稚園企画:忘れられないあの人】ぬいぐるみ編んで拵ふ秋の夜

忘れられないあの人。 わたしにとって最初の忘れられないひとは、おばあちゃんの花枝さんです。 当時のうちの家族は七人。ひいばあちゃんまでおりました。 おばあちゃんっ子だった私は、よくじいちゃんばあちゃんの部屋にいすわって遊んでおりました。幼稚園ぐらいまで、押し入れにおしゃぶりを隠してもらっていて、チュッチュと呼んでましたが(笑)お母さんに内緒で、チューチューすっていたものです。 そんなおばあちゃんの印象。 近所のいろんなおばちゃんが、毎日毎日かわるがわるやって来て、縁側に腰

【詩】夏が来る

夏の気配 梅雨はあっという間に過ぎ去って 雨の記憶は数えるほど 6月に生まれた僕は 梅雨は嫌じゃないから ちょっと楽しめなかった気分 夏が来る むわっとした空気 自然は活気に満ち溢れて 自然に僕の鼓動も高まって 自然に汗が溢れだす 夏に向けてみんなで準備しているみたい 夏はいろんな思い出を連れてくる 小さい頃 森や小川で虫取りに夢中になった 新しい発見 大人になってからも 無人島に行ってムラサキウニを踏んじゃったり ブーメランパンツで浜辺でビール飲んだり笑 夏は新しい経験

【詩】いま

いつまでも そばにいて いつのひか おもうとき いまここに あることを まっすぐに すすみたい まどろいを うちけして またいつか くるひまで 何気ない日々の移ろい 生命の営みを思えば 止まることのない時間がある 感じられる時間 限りあることを思えば 優しさや慈しみが溢れる 終わりと始まりの中で微睡む 終わりを意識すると いますぐ始めることの価値を感じる 心の中を覗けば 何もない虚構の世界があった

【エッセイ】赤と緑のコントラスト

春の陽気の中、お散歩中に何気ない街路樹の葉が目についた。 鮮やかな赤色と緑色の葉っぱのコントラストが眩しい。 「なんの木なのかな〜」とGoogle Lensで調べてみると 『ベニカナメモチ(紅要黐)』という植物のようだった。 初めて知った・・ちょっと言いにくい名前(笑) 新芽が紅色で色彩鮮やかなので、生垣に利用されるみたいだ。 植物が発する自然の色は本当に鮮やかで美しい。 目の前のベニカナメモチの赤と緑のコントラストをみていると、 すごく不思議な感覚になった。 赤色の葉

この瞬間に感じる幸せ

昼休みの散歩 車の騒音を避けて人通りの少ない道を選んで歩く。 穏やかな日和の中 緑のトンネルをくぐり 木々からでる生命のシャワー 自然から元気をたくさん浴びる。 何気なく過ごす日々の 何気なく過ぎる時間の 何気ないこの瞬間に感じる小さな幸せ 時間がとまったみたいで 気持ちが落ち着いて 穏やかで安らぐ気持ち。 僕が行ったことのない世界の地で 紛争や争いが起こっている 怒り、哀しみ、憎しみ、不安、苦しみ プレッシャー、駆け引き、プライド、大義名分 正義、秩序、倫理や道徳

【エッセイ】心の広さ

戦争はなぜ起こるのだろう。 ここ最近のオリンピックと合わせて流れるニュースをみてふと考えた。 国のプライドなのか、象徴となるひとのプライドなのか? 人間は動物である以上、闘争本能はある、 でも本能に身を任せて、争い、 脅迫や脅し、駆け引きを楽しんでいるようにみえる。 その人の心はどんな気持ちなのだろうか。 群集心理 ”群衆”は集団精神を持つ。 独裁者ヒトラーも愛読書であった「群集心理」を昨年読んだ。 群集心理を帯びた集団は、あたかも人格を持った個人のように振る舞うよう

【詩】階段

僕は階段を登る なにかに取り憑かれたように 一段一段と登るたびに 足にかかる負担を感じて 脈打つ鼓動 有限な命の活動を感じる 登り切ったところに なにがあるわけでもないけれど なにかがあるような気がして この階段がつくられた理由はなに 階段の上に住む人たち 階段の下に住む人たち 雨水は低きに流れ 煙は高きに舞い上がる 見下し見上げても 足元しか見えないことに気づく 若き頃 階段を登ることが嫌いだった ただただサボって楽がしたかった そんな僕が今は階段を登っている 自