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美しい道具は、用途を知っていても知らなくても美しい

シビアな職人仕事の何かの用途に使われる道具は、非常に魅力的な形をしています。色気すら感じます。使い込まれたものなら、それはまるで生き物のようです

例えば、手術のための道具や、特殊な加工のための道具、危険と背中合わせの作業をするための道具、その他その他・・・

その具体的な用途が分からなくても、その造形の美しさに心はざわめき惹かれます

その道具を美しいと感じるも、用途が分からなければ、それは道具ではなく造形物として美しいと感じている事になります

それは道具とか芸術作品だとかコンセプトがどうとか、そういう事を超えて美しいのです。むしろ変な創作的狙いやコンセプトや押しつけがましさが無い分、純粋な美しさすら感じる事があります

だから、私は「人為や人工物に違いはあっても上下は無い全て等価だ」「いわゆる芸術という分野が創作的に特別なものではない」「そこに美が宿っているかどうかが重要だ」とするわけです

美しいものは美しい。それは用途や性能や意図を超えて・・・


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