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鼻の手術後の詰め物で鼻呼吸が出来なかった時期の過ごし方

鼻の手術の話題その1

鼻の手術の話題その2

に続き、3つめの鼻の手術の話題です。

これを書いている時点では、手術後およそ半年ぐらいになりました。

手術前から手術後も途切れず、ずっと飲んでいた鼻に関するいろいろな薬をもう少しで飲まないで良くなります。めでたし。

その間、花粉が沢山飛ぶ季節もありましたが、4月ぐらいまではアレルギーの薬を処方されていたにせよ(これを書いているのは8月半ば)花粉症の症状は出ませんでした。左右の鼻の通りは良いままで、鼻をかむ回数が激減しました。手術前はそれが無いと生きて行けなかった市販の点鼻薬は全く必要なくなりました。鼻そのものは少しよじったぐらいでは痛みを感じなくなって来ました。

手術後半年の検診で、CTを撮りましたが執刀医の先生も満足の仕上がり具合だそうです。

めでたしであります。

お陰さまで、鼻の手術をして本当にして良かったと納得の状態です。慢性副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症で悩んでいる方には、手術に踏み切る事をオススメしたい、わたくしであります。

で、そんな素晴らしい状態になるまでには、いろいろ辛い時期があるのが慢性副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症の手術です。

前に書いた記事の通り、鼻の内視鏡手術や形成手術をした際に、鼻の出血を抑えたり、鼻の形を安定させるために、鼻腔内に全く空気が入らないほどミッチリと詰め物をする事が多いようです。

それは、本当に・ほんとうに・ホントウに辛いのです。

もう、気が狂いそうに不快なものです。

本当に気が狂いそうになるほどに心身共に辛いのです!(クドい、笑)

これがイヤで手術に踏み切れない人も多いかと思います。

そんな辛い時期をどう乗り切ったかを、今回は書いてみようかと思います。手術するか悩んでいる人や、手術直後に偶然これを読んだ方のお役に立てたら幸いです・・・

(普段、このnoteでは、文化、伝統、創作・・・自分の仕事の事を中心に書いていますが、それらの記事よりも、この鼻の手術の話題の方が3倍ぐらい閲覧者が多いのに苦笑するわたくしであります・・・)

手術後、鼻にミッチリ詰め物をした状態では、口呼吸しか出来ないので口内が酷く乾きます。冬場の乾ききった雑巾のような感じになります。寝ていない時は5分に1回ぐらい口をゆすいで潤したくなるほどです。

また、少し身体を動かすだけでも口呼吸しか出来ないので酷く息苦しくなります。

話をするのも、口から息が出るだけで鼻から吸えませんから言葉は短くなり、ひと言話しては口で呼吸をし、また次の短い言葉を話す、という具合になります。

鼻から全く空気が抜けないので、唾を飲み込むだけでも大変です。そんな状況なので、飲み物は少ない量のひと口ずつしか飲めません。

固形物は、噛むだけでも大変で、噛む時には数度噛み、口の隅から空気を抜き・・また口から吸って、それからまた何度か噛んで・・・としていかないと噛めません。普段は鼻から空気が抜けていたから、連続して噛めていたのか・・・と知りました・・・

なので、食べ物を噛むだけでも窒息しそうになるのです。

もちろん、においが全く分からないので、食事は本当につまらなくなります。鼻が使えない分、舌や口の粘膜が敏感になってそちらが担当する味覚はむしろ鋭くなるのかなと思いきや、口腔も舌もカラカラに乾いてしまっているので、味が分からないのです。

とにかく、首から上の日常的活動の多くが「鼻からの空気の出入りと直接・間接に関係しているのだ」と思い知りました。

とにもかくにも、鼻呼吸が出来ないというのは、肉体だけでなく、本当に精神的なダメージがあるのです。ひどい鼻風邪で、両鼻が詰まり、鼻呼吸が全然出来ない!と思っていた状態は、実はそれなりに空気が通っていたのだ、本当に完全に鼻呼吸を遮断されてしまうのは、あんなもんじゃねえ・・・と思い知りました。これは鼻にミッチリと詰め物を詰め込まれた事のある者同士にしか分からない苦しみでしょう・・・(思い出すだけでも冷や汗が出るぐらいにトラウマです)

私は手術後10日間、その状態だったのですが、その間、どのように過ごしたかを書きました。それさえ乗り切れば、どうにかなる!という感じでしたので・・・

以下は、あくまでも「私はそうした」というだけの事ですので、そのなかで役立ちそうだと思うところを使って下さればと思います。

(戻って読み直さないで済むように、カテゴリ毎に同じような事を何度も書いてあります、ご了承下さい)


基本は「自分を徹底的に甘やかす事」!

鼻の内視鏡手術は、局部麻酔と全身麻酔があるようですが、鼻中隔もいじる場合は全身麻酔が現状では多い感じです。

私は内視鏡手術だけでなく、両鼻穴の間の支柱のような部分をメスで切り、鼻を額近くまでたくし上げ、鼻中隔を一度ばらして組み直す感じの手術もしたので、全身麻酔でした。

で、

全身麻酔から覚めると、鼻が完全に詰まっています。

が、まだ、全身麻酔が残っている状態では頭がボヤボヤしているので、現状を良く分かってない感じです。3時間ぐらいは、私は辛いとは思いましたが全身麻酔の残りの酔でスルー出来ました。

(しかし、点滴を沢山打たれているのに、トイレに行くのは術後6時間経たないとダメ、どうしても我慢出来なかったら尿瓶で、と言われたのは辛かった。冷や汗をかきながら6時間ガマンして待ちましたが・・辛かったです)

意識がそれなりに戻ってくると、自分の鼻に起こっている事を把握出来て来ます。だんだん不快感と現実的な肉体的辛さが溜まり、精神を蝕んで来ます。顔は腫れていますし、熱は出ていますし、頭痛もし、鼻には防護用のプロテクターが貼り付けてあります。(プロテクターは、手術後10日ぐらいで取って良い事になりました)

プロテクターの内側が痒くなるのが本当にイヤでゾッとしましたね。痒いけどもかけないのは本当にイライラするし辛い。これは対処のしようが無いので何かで気をそらして痒みが収まるのを待つしかありません。手術直後の鼻は繊細で触れないからです。

この後、いろいろ書きますが、鼻の詰め物が取れるまでの間、基本的には

いかに鼻からに意識を逸すか

がテーマになります。

鼻の手術後は鼻の事が気になりだすとマイナスイメージがどんどん増殖して行ってしまいます。鼻は、それだけ繊細で重要な器官のようです・・・それを避けるために

とにかく、自分を甘やかして、ラクで楽しいことばかり出来る環境を作る事で鼻から意識を逸す

とにかく、これがこの時期をやり過ごすための全てに通底するテーマです。


手術後、数日苦しめられる鼻や喉に流れて来る血について

手術した直後から多い人は3日以上、鼻の穴からと鼻腔から喉に回る血の両方で苦しめられます。

私の場合はその手の出血はそれほどありませんでしたが、多い人は本当に辛いようです。

これは、鼻の穴から出てくる血は鼻の穴に詰めた綿球をこまめに換える、喉に回ってくる血はこまめに吐き出す、それしか対処のしようは無いようです。多少楽にする方法はあります。

ちなみに、綿球はちゃんと綿球になっているものが売っています。そのままだと大きい場合は、自分の鼻の穴の大きさに合わせてちぎって使いましょう!(重要)

私の場合は、若い看護師さんも、私も「綿球をちぎって自分の鼻の穴のサイズに合わせて使う」という事を知らず、大きめの綿球を手術したばかりの鼻で痛いのに無理してグイグイ押し込んでいました。

退院前の検診で「綿球はちぎってご自分の鼻の穴の大きさに合わせて使って下さいねー♡」と先生に言われ、そんな技があったとは・・・と思いました。正に目からウロコ、説明を受けないとそんな当たり前の事も分からないものですねえ・・・

それと、喉に回る血は、ベッドを少し起こした状態でいると少し喉に回る量が減り、楽になります。

*手術直後の出血の対処のまとめ

鼻の穴から出る血=鼻の穴に詰める綿球を、こまめに換えるしか基本的には対処の方法はない(市販の綿球は自分の鼻の穴のサイズに合わせてちぎって使う事!)

喉に流れてくる血=こまめに吐き出すしか基本的には対処の方法はない。ベッドは、自分が心地よいと思う角度に上半身を起こしておくと、多少喉に回る血の量は減らせる(目覚めている時と、就寝する時と角度を変えると良い)

通常は、3日ぐらい経つとかなり軽減するようですので、それまでの辛抱です。

どちらにせよティッシュの箱は多めに持っていく事をオススメします。それも、高級な滑らかタイプがオススメです。しょっちゅう使うので、普通のティッシュだと鼻や口もとが荒れるので・・・それと、血に汚れた綿球やティッシュをまとめるためのビニール袋も用意しておいた方が良いです。


鼻に詰め物が入っていた時期の食事について

上記のように、手術直後の数時間を超えて、意識がだんだんハッキリして来ると、いろいろな痛みや、鼻の穴からと喉に回ってくる血に悩まされますが、とにかく「鼻が完全に塞がれていて全く通らない、鼻呼吸が全く出来ない状態」という事にゾッとします。

私の場合、術後の痛みは鼻を触らない限りほぼ無かった、という幸運がありましたが(手術した先生がたの腕がとても良かったようです)・・・繰り返しになりますが、とにかく鼻呼吸が出来ないというのは、呼吸だけでなく

*液体、唾液ですら、飲み込むのに苦労する
*食べ物を噛むのに苦労する
*涙を受けて鼻に流す部分も塞がれるのか、やたらに涙が眼からこぼれる
*少し動くだけで、息切れする
*とにかく口がひどく乾く。それもスグ乾く、自分の舌が乾いたボロ雑巾になったかのような不快感

その他その他の不快な事が起こります。

そんなこんなで食事はどうしたか?

食事は、手術の後、翌日にはおかゆなどが出て、2日後ぐらいで通常の食事になりました。私は柔らかいものでも固形物を食べるのは諦めました。あまりに呼吸が辛いからです。

食べる行為がとにかく苦痛なのです。食事にとても時間がかかるし、噛む食事の行為自体に疲れてしまうのです。

そんな状況ですから、豆乳や牛乳、野菜ジュース、水、お茶、スポーツドリンクなど、液体しか取りませんでした。ただし、ストローで飲むのも、コップから直接飲むのも、鼻から空気が抜けないと飲みにくく、口の隅からこぼします。それと、飲む度に、耳がピー!となります。ひと口ごとに、耳抜きをしている感じです。

液体を飲むのも、小さいひと口で少しずつしか飲めません。しかも、口に入れた液体と空気を分離して鼻から抜く事が出来ず、飲料と空気を一緒に飲み込んでしまうので、やたらとゲップが出ます。そんなところでも、鼻の機能を感じました。首を傾けて液体を飲むと、少し飲みやすかったです。

私は、鼻に詰めたスポンジを抜くまでのおよそ10日間、そんな食事で済ませました。

それぐらいのものを摂取していれば、さして運動もしていない体には充分、と考えました。10日間、そんな生活をしたので少し痩せました、やったね!鼻に詰めたスポンジを抜いて普段の食事に戻したらスグに体重が戻ってしまいましたけども。

気が向いたら、食べやすいものはたまに固形物も口にしました。スープに入った麺類などは意外に食べやすいです。何にしても、口腔内と舌が、乾いたボロ雑巾のように乾いて荒れていて、味が分からないので楽しいものではありません。

*鼻が詰め物で完全に詰まっている状態での食事のまとめ

私の場合は、固形物を噛んで食べるのが辛かったので、固形物は諦め、豆乳や牛乳、野菜ジュース、水、お茶、スポーツドリンクなど、液体しか取らなかった。無理して食べる事でストレスを溜めるよりも、ずっと精神的に良い


口の乾きの問題

上にも書いた通り、鼻が完全に詰まっている状態では、口呼吸しか出来ません。

そうなると、とにかく口が乾くのです。ああ、人間の呼吸は鼻呼吸が基本なんだなあと思い知らされました。

では、その口の乾きをどうするか・・・

いろいろ試行錯誤しました。

*とにかくこまめに水を口にする。うがいだけでも良い
*口腔保湿剤を使う(スプレーやジェル)

これらをやってみましたが、それでもスグにまた口が乾きます。口腔保湿剤は、水よりは保湿効果が高いです。私はコレをつかってみました。

最終的に行き着いたのは、のどの薬のトローチです。穴の空いたヤツです。

これを発見したおかげで随分と助かりました。

トローチは飴とは違い、なかなか溶けず、口中で長持ちします。口腔内や喉が口呼吸で荒れているので、トローチは良い仕事をしてくれますし。しかし、一日中トローチをなめていたら、薬として使いすぎかな?とも思ったので

「トローチを4つに割って使った」のでした。

4分の1サイズのトローチでも、口の中であまり動かさないようにしていると、かなり長持ちするのです。もともと、あまり溶けないように出来ている感じで、それが良いのでしょう。トローチは全て口の中で溶けて無くなっても、他のものよりも口腔内を潤す効果が長持ちするのも良かったです。

口の乾きはそれで随分楽になりました。

*口の乾きの問題への対処

のどの薬のトローチを4つに割って少しずつなめて口を潤す


睡眠の問題

これだけ不快で苦しい生活をしているのだから、眠れるのか?という問題もあります。

当たり前の話なのですが、人間は鼻が完全に詰まった状態で寝ても体が勝手に口呼吸してくれるので、死にません。

口呼吸だけだとあまりに不快感が強いし、血が喉に回ってくる時期だと、こんな状態で寝たら窒息死するんじゃないのか?なんてバカみたいな不安感が増殖する事があります(特に深夜)そういうマイナス思考が増殖しないようにサッサと睡眠薬で寝てしまいましょう。睡眠薬を飲んでも、喉に回った血が苦しければちゃんと目覚めます。

*睡眠は、体に問題がなければ、睡眠導入剤や睡眠薬を積極的に使う

手術後に痛みや吐き気があれば、鎮痛剤や吐き気止めを処方していただいてサッサと苦痛を抑えた方が良いです。その方がハッピーです。痛みや吐き気を我慢しても早く治る事はありませんし。


問題は「精神的ダメージ」の方

これは私だけでなく、副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症の手術をされた方々のブログにも良く書いてありますが、とにかく鼻呼吸出来ない事による精神的なストレスが酷いのです。

ちょっとでも鼻呼吸が「全く」出来ない事に対して、おかしな妄想が起動すると、それをどんどん増殖させてしまい、パニックのような状態に進んでしまいます。

私自身は冷や汗と震えぐらいで済みましたが、ひどい人は本当に気が狂わんばかりになると思います。(逆に、特に問題なく、フツーに過ごせる人もいらっしゃるようですけどね)

そんな時は自分に「いや、寝ている時にはフツーに呼吸出来ているわけだし、死ぬ事はないわけだし」と言い聞かせる事は大切です・・が、そんな事を言い聞かせても不安や不快は収まりません。

とにかく「鼻にまつわる苦痛と鼻呼吸が出来ない事に意識が行くと心底イヤになる」わけです。かといって仕事が出来るほどに集中力は無い状態ですから(私の場合は)仕事で時間を潰すことも出来ません。


自分に向く逃避の方法を見つける

そうなると「どうやって鼻以外に意識を持っていくか?」という事になります。

それは、高尚な事を考えても仕方ありません。

何でもいいから、疲れないで、気軽に意識を他へ持って行く方法・・・

私の場合は

*映画やマンガをひたすら観た

のでした。

娘や息子に映画のDVDを借りてもらって家で観たり、Amazonの映画やマンガの観放題、本の読み放題を契約してひたすらタブレットでそれを観て過ごしました。

私の場合、もう老眼だし、乱視で近視でもあるし、そんな疲れた状態で細かく眼を使うのは苦痛なので「文字の本を読む」のは避けました。なので、映画やマンガというわけです。

鼻から意識を逸らせるものなら何でも良いのです。その人が大好きな趣味に関わる雑誌やテレビやDVDでもいいし、ゲームでもいいし、それこそエロ系でもなんでも良いのです。

数日入院する予定の人は、入院する前にそれらを用意しておくと良いです。入院中は退屈ですからね。

とにかく鼻の詰め物を抜くまでの7〜10日間という、それにまつわる苦痛を抱えている人にとっては永遠とも感じられる時間をどう消費するか、その1点だけが重要事項ですから、そのために臨時の精神的避難場所を作ってそこに逃げるのです。

これは割とうまく行って、助かりました。

まとめると

「鼻の詰め物抜きというゴールに向かって、その間の時間をいかにやり過ごすか?」がテーマなので、とにかく自分が楽しく過ごせるように、自分を甘やかす!

という事です。

私の場合、3泊4日の入院だったので、退院したら仕事に戻ろうかと思っていましたが、あまりに不快感がスゴイので、結局鼻のスポンジを抜くまで仕事はせず自宅療養しておりました。でも、仕事に戻って働く人もいらっしゃるようで、もうそういう人には尊敬しかないです・・・


ーまとめー

鼻の手術の話題その1

鼻の手術の話題その2

で書いた通り、鼻にミッチリ詰めた詰め物を抜いてしまえば、後は日常生活に支障があるほどの不快はありません。その後の事はそれらの記事を読んでいただいて・・・

とにかく、

慢性副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症の手術で鼻に詰め物をパンパンに詰めた際の苦痛を和らげるには

自分を徹底的に甘やかす事!

楽しいことばかりしましょう!

それを基本として、今回の記事をまとめますと

1)手術直後の出血の対処

*鼻の穴から出る血=鼻の穴に詰める綿球を換えるしか基本的には対処の方法はない(市販の綿球は自分の鼻の穴のサイズに合わせてちぎって使う事!)

*喉に流れてくる血=こまめに吐き出すしか基本的には対処の方法はない。ベッドは、自分が心地よいと思う角度に上半身を起こしておくと、多少喉に回る血の量は減らせる(目覚めている時と、就寝する時と角度を変えると良い)

どちらにせよ「ティッシュ」の箱は多めに持っていく事をオススメします。それも、高級な滑らかタイプがオススメです。しょっちゅう使うので、普通のティッシュだと鼻や口もとが荒れるので・・・それと、血に汚れた綿球やティッシュをまとめるためのビニール袋も用意しておいた方が良いです

2)鼻がスポンジで完全に詰まっている状態での食事

私の場合は、固形物を噛んで食べるのが辛かったので、固形物は諦め、豆乳や牛乳と、野菜ジュース、水、お茶、スポーツドリンクなど、液体しか取らなかった。無理して固形物を食べる必要は無い

3)口の乾きをどうするか?

*こまめに水を口にする。あるいは 口腔保湿剤 を使う(スプレーやジェル)
*個人的に一番有効だったのは のどの薬のトローチ

私はトローチを4つに割って少しづつ使いました

4)睡眠の問題

*睡眠は、体に問題がなければ、睡眠導入剤や睡眠薬を積極的に使う
*痛みや吐き気出ている場合は鎮痛剤や吐き気止めも積極的に使う

とにかく、本人が少しでも心地よい状態でいられるようにする

5)精神的ダメージの緩和と鼻に詰めたスポンジを取るまでのやり過ごし方

とにかく、自分が受け身で楽しめる事を見つけ、鼻に意識が行かないようにする

私の場合は、映画(DVDやAmazonなどの配信もの)やマンガを一日中観て読みまくりました。8時間ぐらい過ごせます。ちょっと疲れたらウトウトして、また観て読んで・・としているうちに、一日は終わってくれます。夜は睡眠導入剤を使ってサッサと寝ましょう。

小説であろうと、趣味の何かであろうと、ゲームであろうと、とにかく鼻の不快感に意識が行かないようにするために、ひたすら受け身で楽しい事を見つけ、それで時間をつぶします

数日入院する予定の人は、入院する前にそれらを用意しておくと良いです

追記)これは上に書いていない事ですが、手術後1ヶ月以上、鼻はひどく繊細な壊れ物のような状態で触れませんから、首の部分が狭いTシャツなどの脱ぎ着は危険です。なので、前開き、あるいは首元がゆったりした下着や衣類を用意しておいた方が良いです

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だいたい、そんな感じです。

もっと詳細を書く事は出来ますが、あまり煩雑なのもアレですので、今回はこんなところで。

慢性副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症の手術を受けたいと思っている方々のお役に経てれば幸いです。


→鼻の手術から1年経ち、治療が終了しました(最終章)


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