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田んぼの中のガストロノミー

魚沼の風と景色と味を五感で満喫。
ryugonを一歩出て、少し行けば、魚沼コシヒカリを育む田園が広がっている。
春には鏡のような水面、夏になると緑の草原。秋になると黄金色に輝き、冬は一面真っ白に。
季節限定の風景、その色と光の中で、郷土の味をいただく「雪国ガストロノミー」。一足先に、体験してみた。

景色の中に溶け込むようなダイニングアウト体験

「田んぼの中のガストロノミー」はHATAGO井仙のレストラン「むらんごっつぉ」で提供している「雪国ガストロノミー」ランチを、外でも楽しんでいただきたいと始まりました。「ゆきがた」のデザインを担当する加藤が体験してみました。

 ryugonからe-bikeを借りて、田んぼの中をポタリング。ちょうど稲刈りの時期で、黄金の稲穂が絨毯のよう。「稲穂の上に寝そべってみたい」なんて思っているうちにもう到着です。
 田んぼが見渡せる土手の上。案内されるまま、アウトドア用の小さな椅子へ。すぐに「八海山」スパークリングが注がれました。田園風景を見ながらの一杯、最高です。
 しばらくして、今度はアウトドア用の大きなテーブルに移動。(先ほどの席は食前酒を楽しむ場所だったんですね)。なぜかドキドキしてきました。未体験ゾーンに入る感じがしたからでしょう。


田んぼの中で乾杯!


地元の料理がたくさん


 再び乾杯して、まずは前菜です。プレゼントの箱を開けるように重箱の蓋を取ると、山菜や煮物の小鉢がたくさん。一口食べると山菜の風味が広がりました。煮物も、味はしっかりとしているのに、体に優しいのが分かります。
 そのうち、どこからともなくいい匂いが。見ると、スタッフの手に土鍋。蓋の穴からは湯気が出て、見るからに炊きたてです。蓋を開けると、中には秋が入っていました。ご飯の上にクリ、サツマイモ、キノコ、美雪マス。これが今日のメインです。ご飯がメインを張れるのは、魚沼だからでしょう。

秋の山の幸たくさんの炊き込みご飯


 最後には、淹れたてのハンドドリップのコーヒー(豆も挽きたて!)と井仙オリジナルのスイーツをいただきながら、ただただ景色を眺めながら、そこにいることを味わいました。
 さり気なく、ちょうどいい頃合いでのサービス。言うならば「移動式グランピング」ですが、ただの贅沢体験ではありません。あの景色の中「雪国を食べる」ことで風景に溶け込み、魚沼の1ピースになったようでした。


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