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そこにいつあるもの

私は、3年の浪人生活を経て、
美術大学で油絵を学び、
卒業後は映像や画像の分野で、デジタルクリエイティブワークを、
傍らでDTPやフリーマガジン、イラストや似顔絵、油絵の制作をしてきた。

そんな私は、30歳を目の前にして、
「心」の世界へ足を踏み入れることになる。

きっかけは、
当時の私は恋人との関係の中で、自分をうまく表現できず困っていたこと。

言いたいことは言えず、言いたくない事を言ってしまい、
伝えたいことは伝わらず、誤解され、
望んでいることとは全然違うことが起きる、
そんな自分の現実に辟易していた時だった。

これは友達に相談して解決するようなものではない、
と判断した私は、プロに頼もうと思い、
当時貪るように読んでいたブログを書いていた、とあるカウンセラーのセッションを受けることにした。

そこで私の人生は変わった。


セッションで何をやったのかは、全く理解できなかった。
ただ途中、赤ちゃんのイメージが出てきて、涙が出て、
訳のわからないまま終わった。

だけど衝撃だったのは、翌日。

当時勤めていた会社の人。話し方が怖くて苦手だった。
だけどあの日は違って感じた。
その人の皮肉っぽい言葉が私の目の前を通り過ぎていく。
あの、いつもの「嫌だ」と言う感じが全くしない。

最初、何が起こったのだろう?と思った。
「感じ方」が変わった!?
考えられる原因は、あのセッションだ。

そこから、私は、
あの時の自分に何が起きたかを知りたくて、
あのカウンセラーが使っていった技法を探し当て、学び始めた。

半年後にはその技法を習得し、ファシリテーターとなった。
さらに翌年にはインストラクターとなり、教え始めた。

だけどそれでも、当時はまだわからないことだらけで、
それからあらゆる心や体のこと、言葉やエネルギーなどについて学び続けることになる。

そして今、
最終的に辿り着いたのが、

絵を描くことと、心に思い描くことは、
おんなじ仕組みだ、
と言うこと。

・・・続く。


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