お母さん10歳。
生まれてきてくれてありがとう。
誕生日はこれまでの年月を振り返える日なんだ。振り返れるくらい、日常がハッピーになったからできること。私、お母さんになって10歳です。
お産のイメージと現実
10年前・・
赤ちゃんに会いたい・・・ワクワク
自分から新しい命が生まれる・・・ドキドキ
自分の都合やタイミングで生活ができなくなる・・・戸惑い
そんなことを考える私が子育てできるのか・・・不安
いい母親になれないかもしれない・・・恐怖
おなかが大きくなるにつれて、感じていた正直な思い。「妊婦さんって幸せそうだな」って思っていた。私は、自分のイメージの「幸せな妊婦」であろうとしていた。
お産は、予定日を過ぎての帝王切開。体調が悪かったわけでもなく、もう少し待ちたいと伝えたが「お母さんも赤ちゃんも元気なうちに生みましょう」こんなとき医者の一言は大きい。
急展開で赤ちゃんが生まれた。
帝王切開になったのは、私が出産をビビったからかな。お母さんになる覚悟ができなかったからかな。自然分娩ができなかったことが辛かった。生まれてきてくれただけで幸せ♡その時には思えなかった。
妊婦中はホルモンバランスが崩れて不安定になりやすいらしい・・・これは自分のことじゃない。産後は女性ホルモンの急激な減少により不安定になるらしい・・・これも自分じゃない。他人事に思っていた。
私は怖かったんだ。
ただでさえ不安だったのに、不安定になるなんて、怖すぎて受け入れられなかった。
体で起こる自然なことなのに、あぁそんなこともあるんだって思えなくてね。自分が自分でなくなるような〈失敗〉を感じていたし〈失敗から始まる育児=不幸〉ってネガティブが湧いてきたことを誰にも言えなかった。さみしくて、心細くて、子育てに不安があるなんて言っちゃいけないと思っていた。
入院中は個室で、一人の時間はほぼ泣いていた。泣いて泣いて目をこすり過ぎて、ものもらいができた。退院するより先に眼科を受診した。
「お母さんになったんだから」
夫の海外駐在に帯同していたんだけど、妊娠期間中を私は実家で過ごした。大学進学から実家を離れて、いい距離&いい関係でいた実家。大人になってからの実家って結構難しくて。ありがたさと不自由さと。。何より、私は親の期待に応えて愛されたかったんだ。
親から愛されたい想いをもったまま同じ家に暮らし、不安を抱えたまま自分の生んだ赤ちゃんを育てる日々。妊娠期間中にほぼ離れていた夫。気にしてくれても、一緒に過ごしていない分伝わるものは少なくなるんだよね。
「お母さんになったんだから」甘えたい気持ちはがまんしなきゃ。って思ったら、頼ることもためらうようになって、夫と電話でしか話せないのに、当たり散らしていた。赤ちゃんの前で。
嫉妬
両家とも初孫、田舎な実家は少子化で赤ちゃんはスターだった。
自分が愛されたいのに、目の前には私の生んだ赤ちゃんがいる。
私は自分の子どもに、0歳の赤ちゃんに嫉妬していたんだと思う。
周りが我が子をかわいがってくれる感謝もある。我が子がたくさんの人を居るだけで幸せな気持ちにするパワーに私も救われた。赤ちゃんってすごい。
頼る・甘えるの選択肢がないまま、心の不安定に慣れていたは「私が生まれた時もこうやって愛されたんだろうな」って思ったら、救われた。
自分が立ち直りたい力で見つけた希望だった。願いだった。
あの頃と今
毎年、子どもの誕生日には、お産とその後の不安定だった時期を思い出す。
毎年あの頃の自分に思うことがある。去年から、あの時の自分に話しかけている。その前は頑張ったよなーだった。もっと前は向き合えなかったんだよ。
その後、育児不安と一緒に暮らしていたよ。今だって、ゼロになったわけじゃないんだよ。けどあの頃の不安じゃないんだ。
今は、自分でコントロールできない体調の変化を受け入れられるし、不安やイライラの対処もできるようになった。困っている人に伝えられるようになった。
そして、欲しい愛の形と与えたい愛の形が違うとこじれる事、やさしさでの「察してよ」なんて頼りない事、一人では生きていけない事、自分の弱さをさらけ出せると応援してくれる人がいる事、笑顔がゆとりの証だって事を知っている。
幸せは欲しがるんじゃなくて感じるんだよね。
今の私で進むね。今の私だから役に立てる人のために。
私にできる事は
ひとりで頑張るあなたの日常に笑顔を増やすこと。
笑顔はゆとりの証♡
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【お母さんの保健室】
「ココロもカラダも健やかに」
心が晴れると笑顔が増えて、
笑顔が増えると体も元気になるんだよ♡
・漠然とした不安の整理のお手伝い♡
・子育てに自信がなくイライラしちゃう
・今の生活を不自由に感じている
などに当てはまる方の、お悩みを解決するサポートをします☺
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