行きたくない
「行きたくない」
そういう日、きっと誰にでもある。
きょうはこれから婦人科検診。
人生のなかで2番めに怖い『内診』。
はぁ、もうやだ。
「行きたくない」って言ったら「そうだよね、行かなくていいよ」って言ってほしい。
それがその場のウソでもホッとする。
「ま、仕方ないから行こうかな」という気持ちになる。←天邪鬼。
「行きなさい!」
「行かなきゃダメ」
そう言われるから、自分の真ん中を押さえつけられたような気持ちになるんだっ!怒。
高校時代、押し入れをベッド代わりにしていた時代がありました。
押し入れだから寒かったり暑かったりするんだけど、四畳半だったのでベッドが置けない。でもベッドがほしい。その葛藤の中で生まれた苦肉の策。
ある日のこと。
その日は学校に行きたくなかったんだと思う(そのときの気持ちはもう覚えてない)。
母に「行きなさい!」と言われたわたしは押し入れベッドに潜り込み、ソッと押し入れの戸を閉めた。
息を潜めて家族が出かけるまで押し入れの中で過ごし「行かない」をやりきった。
そのときの達成感ったら!
今、考えたら達成感じゃないけどね。
でも「イヤなものはイヤ」と言っていい。
あ、言ってないか。
強行突破しただけなんだけど、その強さとしたたかさがわたしの中にあると知り、ほんの少しだけど生きやすくなった気がした。そんな記憶がある。
思い出が蘇った今朝。
「行きたくない」けど、56歳の自分はなんとか自分を励ます術も覚えたんだね、と思いながら待合室で呼ばれるのを待ってます。
はぁ、せつない。
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