近道なんてないのさ/思いっきり泣いたっていいじゃん!
きょうから鎌倉で『ジャイロトニック®︎ファウンデーションコース』が始まりました。
アラフィフ、アラカンの女子たちのグループでなかなか面白くなりそうな予感がしてます。
初日が終わって「どうだった?」とみなさんに聞いたところ、お一人が泣き出しそうな顔で言った。
「難しい・・・です。全部」
そりゃそうだ。
趣味で楽しく弾いていたピアノ。
その先生になる!
そんなニュアンスのことをやってるわけだから、カンタンではないとは思うし、わたしも初めてトレーナーになるためのコースを受けたときは何がなんだかさっぱりわからなかった。
だいたいハンズオンとか、意味がわからなかった。エアロビクスは教えていたけど、人のからだに触れて伝えるようなことはほぼ皆無。
筋肉の名前も骨の名前もわからないので、ひたすらポカーンとしてました。
記者だったんだもん。ライターだったんだもん。『人生、ほぼデスクワーク』からのスタートなんで、急に骨の名前言われても困るし。
だから、彼女の気持ちがよくわかった。
「みんなに不快な想いをさせてるのではないかと思うと・・・」
そうそう。
そういうことも考えたことあったなぁ。
「それ違うよ」
「方向が違う」
ペアになった人によく言われてました。
でも、どうせなら「驚愕するほど下手くそでみんなに迷惑かけまくって泣きわめく」ぐらいやってみたらいいと思う。
今までは「泣かないで。楽しくやろう。無理しないで」と思ってたけど、思いきり泣いてスッキリしたらあとはやるだけ。
不安でも。
下手くそでも。
とにかくやる。
近道はないのだから。
※
それにしても、つい最近まで「泣いちゃダメ」と思ってました。
それってよく考えたら「わたしが泣かしたみたい」で罪悪感に苛まれるから。
でも、泣きたかったら泣いたほうがいい。
チクショーとか。
できねえーとか。
思いっきり泣ける環境こそ、もしかしたら「安心・安全」なのかもしれないから。
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