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私のお仕事のこと

みなさまお元気ですか?
私は、はやくいろんな人に会いたいな~と思う毎日です。

コロナ禍でとにかくずっと家にいたので、1日200歩(!)くらいしか歩かない日もあり、むくんで鎖骨が見えなくなっていました。そんな私を息子が真顔で心配するので、最近はせっせと身体を動かすようにしています。

さて、そんな感じで人に会えないながらも、お仕事は楽しく続けています。
慣れないこと続きでなかなかSNSもできなくて、でもようやくひと息つけたかな。状況もいろいろと変わったので、頭のなかを整理するために、久しぶりにnoteを書くことにしました。


少し前のお仕事について

この1年ちょっと、これまでで一番チャレンジングだったかもしれないなと振り返って思います。書籍をまるっとお手伝いするお仕事にも関わり、チーム・パスカルの皆さんのお力をこれでもかというくらいお借りしながら、理系記事も執筆しました。

<おもな紙のお仕事>
・『NHKガッテン!血糖値を下げる!名医・専門家のアドバイス付き【最新】科学ワザ
(主婦と生活社)
京都大学医学部附属病院糖尿病・内分泌・栄養内科の稲垣暢也教授のお話をもとに、一部原稿を執筆しました。お話をうかがっているだけでふわ~っとほぐれてしまうような温かさがあり、内容は最新のデータに基づいていてとても興味深く、お声がけいただいたことにただただ感謝です。

・『たった5分!食べ方を少し変えるだけで病気にならない!好きなものを食べ続ける!をかなえる本
(主婦と生活社)
広く知られるようになった「野菜ファースト」の考案者である梶山内科クリニックの梶山靜夫院長と、京都女子大学家政学部食物栄養学科の今井佐恵子教授を取材しました。血糖値のコントロールにおいて食事の見直しは必要不可欠ですが、かといってあれもダメこれもダメでは人生そのものが楽しくない。とことん患者さんに寄り添うなかで生まれたメソッドを、惜しみなく教えていただきました。

・『Newton別冊 近畿大学大解剖vol.2
(ニュートンプレス)
上記の書籍に携わった後だったので、食関連ならなんとか執筆できるのではと調子にのって手をあげたけれど、完全に理系のお話で、たった1行を書くために必死で資料をあたるという久しぶりのがむしゃら感を味わいました。チーム・パスカルの方々には本当にお世話になりました……。

でも、先生方のお話はとってもとってもおもしろく。私は、かつおだしで脳機能の改善に挑む研究と、ヒトの食欲をかきたてる色を見つけだす研究、そしてきのこ形成に関わる遺伝子の研究の3つを担当しました。

研究のお話をされるときの先生方の目が本当にキラキラしていて、聞くのが私ですみませんと心のなかで謝りつつ、ライターのお仕事ってなんておもしろいんだろうと改めて実感しました。感謝。

あと、ある企業さんのご依頼で、産学官連携の大きなプロジェクト用のパンフレット作成にも携わりました。「コンペを勝ち抜くのはかなり難しい。それはわかっているけれど、挑戦してみたい」という熱い思いにすごくすごく共感して、コピーやレイアウトなど、社員の方たちと一緒に知恵を絞りました。残念ながら通りませんでしたが、実はかなり惜しかったのだというお話を後でうかがい、うれしくなってちょっとお高いビールを買って飲みました。

みんなで気持ちを合わせて何かに取り組む、あの一体感はちょっと忘れられないな~。ほぼ全員が初対面で、フルリモートでしたが、みなさんの温かさが心に残るお仕事でした。


<おもなWebのお仕事>
covid-19関連の執筆に携わる機会が多かったように思います。なかでも印象的だったのが、この記事です。

・「自分の代わりはいない。極限の状況で重症者の治療に挑む医療者たち【コロナ第4波の現場】
取材時期は第4波の真っ只中で、でもなんとか時間をつくっていただいて。一つひとつの言葉がずっしり響いた取材でした。それまでも、このときも、これまでも、そしてこれからも。最前線に立つ方たちは徹底して制限した生活を送り、命と向き合っている。それを絶対に忘れないようにしようと、また改めて思います。

・「どうして過呼吸(過換気症候群)になるの?対処法とパニック発作やストレスとの関係
こちらもKindai Picksの記事です。記事を読むこと自体がストレスにならないよう、一つひとつの言葉にとくに注意して執筆したのを覚えています。近くにいた方が発作を起こした場合の対応についても触れています。

ほかは、物流関係の企業さんの広報サポート業務。もう10年くらいになるでしょうか。いつの間にか外部なのに古参という、妙な存在感を放っています。社長さんがとってもハートフルで熱意のある方なので、いつも刺激をいただいています。もういらないよと言われるまで、末永くお手伝いできたらいいな~。

あとは、薬機法関連のお仕事、編集のお仕事、翻訳のお仕事、コピーライティングのお仕事などなど。記名ではないので詳細は割愛しますが、どれも本当に学びが多いです。

いまのお仕事について

上記のようなお仕事は続けつつ、2021年5月から、TAMのグループ会社でロンドンと東京に拠点をもつTAMLOにジョインしています。社内の公用語は英語なので、ビジネス英語のオンライン授業を受けながら、英語の勉強をがんばっています。

確か私は44歳ですが(うろ覚え)、いまだに「留学したかったな~ワンチャンないかな」とか思っていたので、こんなふうに海外の文化とまたつながることができて、大変だけれど楽しい毎日です。

メンバーが増えたこともあって、Webサイトをリニューアルしました。いえい!

日本語:https://tam-tamlo.com/
英語:https://tam-tamlo.com/en/

ひゃ~~私の顔がでかでかと。どうぞ薄目で見てください。やさしい心で。

なぜTAMLOにジョインしたのか。理由はいっぱいあるのだけれど、なかでも大きかったのは、私もライターさんをガッツリしっかりサポートしたいなと思ったことです。

私の周りで活躍する同世代のライターさんは、「教える」「つなげる」ことを実に自然にされていて。そうだ、私もそうやって育ててもらったんだ、じゃあ私にはなにができるのかなとずっとずっと考えていました。

セミナーをしてみないか、取材を受けてみないかといった「え?私がですか??」と聞き返したくなるようなありがたいお話をいただくこともありましたが、どう考えてもそれは私ではないほうがいい、そうではなくもっと近い位置でできることはないだろうかと。で、フリーランスの立場で編集に携わり、ライターさんと一緒にいろんな記事をつくっていたのですが、やっぱり私には見えないことが多く、クライアントさんも外部の私とすべてを共有するわけにはいかず。もっとグッと深く案件に入って、その立場だからできるサポートをしてみたい。そう思いました。

そして、チームができる、帰る場所ができる。これも私には大きかったかもしれません。

人が好きな私にとって、近づいてはいけない、話してはいけないというコロナ禍の生活は予想外につらいものでした。自分のことを語るのが苦手な私の話に耳を傾け、留学したい~ワンチャン!とか言ってる私を笑わずに、いいね、みんなで実現しよう、できるできると受け止めてもらえる。誰かに与えられるでもなく、誰かに与えるでもなく、一緒にチームを、仕事をつくっていく。TAMLOはそんな場所です。新たな挑戦にドキドキしながらも、ワクワクしています。

この場所で、いつか、病気や育児や介護やいろんなことでしんどいな、つらいなと思っている方が楽しくお仕事できる、そのきっかけをつくれたらと、そんなふうに思っています。

ジョインしてからここまで、無我夢中で走ってきました。これからは、一緒に走る仲間を増やしていきたいです。ライターさんなしには、とくに私の編集のお仕事は全く成り立ちません。そして、一緒に編集のお仕事をしてくれる方とも出会いたい。SNSとかで突然声をかけるかもしれません。そんなときは、勇気を出して声をかけたんだな、やるやんと温かく受け止めていただければ幸いです。

今後について

フリーランスのお仕事とTAMLOでのお仕事。どちらも大切なので、欲張ってこの調子で突き進みたいと思います。そもそも、すべてなんらかのかたちでつながっていて、Aのお仕事はBのお仕事に、そしてBがCへと、よい効果を生んでいると(勝手に)思っています。いまは少し編集のお仕事が多めなので、これからは書くお仕事にも力を入れていきたいです。両方をバランスよく、うまいことやるというより、ぜんぶあっての私であり、どれが欠けても私ではないのかなと。

何かを伝えたい、意識していなかったけれど実は伝えたかったことがある。そんな方と、文章を通して出会い、何かを生み出したいです。

私はあまり身体が丈夫ではなくて、いろんなところを飛び回ることはできず、夜9時前には力尽きて寝てしまいます。体調を崩すこともしばしば。大好きだったコーヒーも、一口で体調が悪くなるので、飲まないようにしています。困ったなあと思いつつ、思い通りにならないからこそ見えてきたものもたくさんあって。誰も傷つけないのは無理なのかもしれないけれど、想像力と思いやりを大切に、これからも人にそっと寄り添う記事をつくっていけたらと思っています。

なにか私でお役に立てることがあれば、どうぞお声がけください。ひとりで対応できないことは、TAMLOというチームでお受けできるかもしれません。あと、誰かと話す時間も、これまで以上に大切にしたいと思っています。それが私のエネルギーになることが、もうこのコロナ禍でよ~くよ~くわかったので。人見知りのため最初はオドオドするかもしれませんが、どうぞお気になさらずに……。

なんせ、私はめっちゃ元気です!
いつかまた皆さんにお会いできる日を、本当に本当に楽しみにしています。
こんな長い投稿を、最後まで読んでいただき感謝です。
ではでは、またのんびり更新しますね。

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