#124 次々に変わる街・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月11日(日)11日目・・・5

BROOKLYN BRIDGEを渡り終えて、iPhoneのマップアプリを開いてみると、Washington Square Parkの表示があった。
よし、行ってみよう。そして公園内にある、凱旋門のようなアーチをくぐってみよう。

あまり当てにならないマップアプリを見て、進行方向だけ確かめた。
そしてテクテクテクテクひたすら歩いた。
周辺のどのビルも、彫刻が芸術品のようで、見ているだけで楽しくて、どんどん歩が進む。
テクテクテクテクひたすら歩いた。
どこをどう歩いたのかは、わからないが、見覚えのある黄色いMの文字が見えた。Mの下は赤の太いライン。マクドナルドだ。しかも漢字が日本では使わない文字で、周りをよく見ると、中国にタイムスリップしたようだった。

BROOKLYN BRIDGEを歩いて渡り、Washington Square Parkへ行こうと進んでいたら、なぜかChinatownに辿り着いていた。あらまぁ、後日スケジュールに余裕があったら行こうと思っていたら、思いがけず来てしまった。

メイン通りを少しだけ歩いてみた。目がクラクラするほど雑多に置かれた小物や衣類が、所狭しと並べられた店舗や、いかにも日本の戦後の古いラーメン屋さん風の飲食店が並んでいた。すれ違う人たちも、当たり前だが今までのアメリカ人と違い、自分に近い東洋人。
つい15分ほど前までBROOKLYN BRIDGEを歩いて渡り、路上パフォーマーたちのヒップホップダンスを見ていたのに、いきなり中国に入って驚いた。
ゆっくり見たいし、飲茶やお粥を食べたいが、後日時間があったら来ることにして、ここは先の観光へと急ぐ。

10分ほど歩くと、今度はいきなり道路が石畳になり、ここはヨーロッパ?と錯覚するような建物が並んでいる通りになった(ヨーロッパには行ったことないが)。わぁ、ここはSOHOだ! 

高級ブランド店が並ぶ、おしゃれな通り。私には完全に不釣合いのハイソな街だ。とてもじゃないが店舗に入る勇気はない。入ったところで購入客ではないことは一目瞭然だし、話しかけられても困るし、さすがにビビった。

歩きながら外から眺めるのが精いっぱい。けれど、気分だけは上品でマダ~ムになった気がした。

SOHO を30分ほどそぞろ歩いていると、道路わきの木の枝をリスが駆け上っていくのが見えた。

やっぱりNew Yorkだなぁ。リスだもんなぁ。私にとってリスは、動物園にいる動物であって、街中にいる動物ではないんだよなぁ。
いかにもNew Yorkな感じがして、嬉しくなった。

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