#170 東京とNew Yorkで肩透かしをくらう・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月16日(金) 16日目・・・9

日本人が集まる小さなセミナーに参加した。
日本でも何度か参加しており、毎月異なる内容だったのだが、10月はNew Yorkで活躍する、日本人弁護士のセミナーに参加していた。
同じ弁護士が11月にNew Yorkでもセミナーをするとのことだったので、参加したのだった。

東京でのセミナーは、特に有益な情報はなく、私と同じく本物のNew Yorkerを目指す人たちにも新鮮な情報ではなく、すでに知っていた内容だったので、少々がっかりした。
ビザのことが詳しく聞きたくて、個別に話せる、セミナー後の懇親会を楽しみにしていた。
ところが弁護士は、セミナーを終えるとさっさといなくなってしまい、肩透かしを食らってしまった。ならば今度はNew Yorkでリベンジだと思い、いそいそと出かけて行ったのだが、セミナーの内容は東京とほぼ同じ、そして、セミナーを終えると、またしてもさっさといなくなってしまった。
さらに懇親会で出されたおいなりさんが、何日前に作ったんだよ!と文句を言いたくなるほど干からびており、お米にありつけると思って楽しみにしていた気持ちさえ、肩透かしを食らった。
さらにさらに、いつもはゆったり余裕の15畳ほどのスペースなのだが、この日に限って日本企業からの視察研修が入り、6,70人ほどが集まりギュウギュウ詰め。何をそんなに楽しみに来たのか、もはやすっかりわからなくなり、記念写真を撮り終えると、さっさと退散した。

セミナーは無料だし、内容によっては情報満載で充分ためになるセミナーもあるとは思う。けれど、私の場合は2か月連続で、日本とNew Yorkで、日本人による日本人のセミナーで、日本の弁護士に肩透かしをくらったことが悲しかった。

数年後、日本の大金持ちの投資家が、この弁護士に依頼してグリーンカード(永住権)を取得したと公言しており、お金がものを言うアメリカらしいなと思った。そして、貧乏人のお前には用はない!と跳ねのけられたようで、余計に悲しかった。

外に出ると、大好きなブルーとゴールドに輝くEmpire State Buildingが綺麗だった。

Macy’sもブルーに点灯しており、ショーウインドウもブルーがメインカラーになっていた。ブルーは私の大好きな色だ。

ブルーのライトは、DEAN&DELUCAからセミナーまで続いていた、悲しい気持ちを癒してくれた。気分がスーっと楽になり、宿への帰路に就いた。
さあ、Grand Central Terminalへ戻ろう。


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