#32 熱気ムンムンのChelsea Market・・・ニューヨーク1人旅 2018年11月2日(金)2日目・・・3
宿のオーナー・陽子さんと、New Yorkで初めて地下鉄に乗って、談笑していた。
ほどなくしてChelsea Market(チェルシーマーケット)がある、14Street駅に着いた。
私の人生初、Manhattan第一歩が14Street駅。
地上に上がり、陽子さんからChelsea Marketへの道順を聞いたところで、
お別れだ。
ここからは、初めてManhattanを1人で行動する。
少し先に、空中公園のHigh Line(ハイライン)が見えた。
昨夜、ガイドブックで復習したので〝おお!ガイドブックの通り本当にあったよ、High Line〟などと、当たり前なことに感動しながら、まずはChelsea Marketへ向かった。
初めての地下鉄から14Street駅まで陽子さんと一緒だったせいか、昨日JFK空港で、おトイレからエアトレインへ向かうときのような心細さは、全くなかった。
さっそくマップアプリを使ってみる。機械は嫌だなどとほざいていたのに、いざ使ってみると、自分の現在地が分かり、その便利さに驚いてしまった。
ああ、文明の利器には逆らえない。そして、さほど距離がないこともあって、いとも簡単にあっさりとChelsea Marketに到着できた。
入口のお向かいにはGoogleのビルがあった。
それを見ただけなのに、気分はNew Yorker。単純である。
工場を改装した屋内マーケットであるChelsea Marketの中に入ると、平日の真昼間なのに、人でごった返していた。
ハロウィンが終わり、クリスマスまでにはまだ何日もあるので、それほど華やかな装飾はなかったが、たくさんの店舗が並び、雨の日には1日中過ごせそうな場所だった。
いくつかの店舗を冷やかし半分でのぞいてみた。
驚いたことに、日本の物を売っているお店があり、茶道道具一式を見つけた。茶筅が$18で売られていたのだが、まがい物には見えなかった。
物も値段も日本とさほど変わりなく驚いた。
フードコートもたくさんあり、何か食べたかったがとにかく、人、人、人、で居場所がない。立ち食いカウンターテーブルでさえ満席だった。
しかも、お寿司1パックが$20もする。日本で2,000円も出せば、桶に入った質の良いお寿司が食べられることを思うと、高くて手が出せなかった。
そして人の熱気で暑く、頭がボーっとしてきたので、涼みたくて外へ出た。
コミュニティの代表者との待ち合わせ時間の15:00までは、まだ数時間ある。とにかく街を歩きたい。熱気で息苦しくなったChelsea Marketを出て、さっき陽子さんと別れた所から見えた、High Lineへ向かって歩き出した。
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