#47 生Flatiron Building・・・ニューヨーク1人旅 2018年11月3日(土)3日目・・・6

TJ MAXを出て、今、自分がどこにいて、周辺に何があるのか、早速、今朝教えてもらったマップアプリを使って調べてみた。
すると数ブロック先に、Flatiron Building(フラットアイアンビル)があることがわかった。雑誌、ネット、旅行ガイド、写真集などで、何百回と見た、三角のビルだ。ついに生Flatiron Buildingが見られるのだ。よし、歩こう。
マップアプリを頼りに歩き出した。左右のビル、すれ違う人、街の雰囲気を楽しみながら、どんどん歩いた。

風景が次々と変わり、まったく飽きることがない。1歩1歩、確かに私の足は、New YorkのManhattanの街を歩いている。コンクリートを1歩1歩踏みしめながら歩いている。私は居るんだ、New Yorkに。本当に歩いているんだManhattanを。嬉しくて、どんどんどんどん歩いた。

ふと、心なしか周りのビルが低くなっているような気がする。Flatiron Buildingはまだか。マップアプリを確認すると、なんと、Flatiron Building から離れ、全然違う場所にいた。
慌てて戻ろうと再検索するが、現在地を示す〇の動きがゆっくりなのと、
今一つ方角の見方がわからないのとで、迷った。道行く人に聞きながら、それでもマップアプリを信じ、何度も騙されながら、ウロウロウロウロ彷徨った。
それでも、行けども行けどもFlatiron Buildingは現れなかった。もう誰かに聞くのも面倒になり、後日出直そうと思ったそのとき、前方に三角のビルが見えた。〝あ、あれだ〟生Flatiron Building ようやく発見。
当たり前だが、本当に存在していたのだった。早歩きで近づいてみた。

ところが、工事をしていたり、お店が閉まっていたりで中に入れず、しかも歩道に面した営業中のブティックは、とても私など身分不相応で、入れるような店構えではなかった。

後から分かったことだが、Flatiron Buildingはオフィスビルなので、いずれにしても中には入ることができないビルだった。けれど、この目でちゃんと見られたことは嬉しかった。

 帰国後調べたら、やっぱり重要な建物で、1966年にニューヨーク市指定歴史建造物に指定され、1979年にはアメリカ合衆国国家歴史登録材に登録、1989年にアメリカ合衆国国指定歴史建造物として指定された、モダンな建物だそうな。外装はテラコッタといって、粘土を素焼きにして作った器物で装飾が施されている芸術品とのこと。

とりあえず、とてもオフィスビルには見えないお洒落な建物だった。三角の先端は本当に三角形になっており、生まれて初めて見て、その美しさに感動した。

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