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世に出してはいけない詩

どうも、ゆき後輩です。

昨日、「いのちの希望」という詩を投稿しました。

気分が沈んでいるときに数分で書き上げたものです。

実はこれ、投稿するつもりはありませんでした。

といっても元の詩は少し違っていて、加筆修正をしています。そうしなければ「ヤバい」と思ったんです。

ツイートもしています。

ならば投稿しなければいいじゃないかと言われそうですが、どうしても出したい衝動にかられたんです。

世に出せるように…

元の詩はこうです。

一人ぼっちは嫌ですか
一人ぼっちは寂しいですか
たとえ僕が消えたとして
悲しむ人はいないのに
苦しいですか
悲しいですか
僕一人がいなくなったとして
誰も気付かないから
友達ごっこはお終いです
ありふれた人生でもよかった
もっと普通でいたかった
もっと話がしたかった
もっと分かち合いたかった
せめて誰か一人の心の中にいられれば
僕はそれだけで幸せです
いつまでもお元気で
いつまでもお元気で

発表した詩の最後の四行がありません。

遺書のようです。

書いた僕だけではなくて、読んだ人、特に同じように気持ちの沈んでいる人が読んでしまったら、あらぬ気持ちになってしまいそう。

特に「いつまでもお元気で」という締めが、もうどうしようもなく生きることをあきらめている。それはいけない。

生きるんだ

いろいろと試行錯誤しました。例えばこんなのを付け足してみようか?

生きろという声が聞こえる
あなたの声が聞こえてくれば
心がとても軽くなる
笑顔が浮かんでくる
生きる勇気が湧いてくる

しかしこれでは個人に向けた詩になってしまう。

元の詩は一見個人に向けているようですが、「あてのない誰か」に向けて発した言葉です。それならばちょっと違和感があります。

こういった案もありました。

この澄んだ星空の下で
僕は何を思えばいいのですか

嘆きです。これでも良かったのですが、救いがないような気がしました。

で、最終的に決めたのが

いない誰かにしたためる
今夜だけは泣かせてください
満天の星空の下で
明日また生きるために

の四行でした。

主人公に希望を持たせたかった。生きる希望を少しでも残しておいてほしかった。満点の星空に浸かることで。

だから、タイトルも「いのちの希望」としました。

「いつまでもお元気で」のフレーズをを消す選択肢もありましたが、究極の悲しみの表現として、あえて残しました。

ありがとうございます

この詩は発表して1日で6いいねもいただきました。本当にありがとうございます。

琴線に触れたのだとしたら、嬉しい限りです。

僕の書く詩は暗めのものが多いです。あえてそうしているつもりはないのですが、僕の心のうねりが表に出てきているのかもしれません。

誰かの心に寄り添えられる詩を書けるようになるのを目標にしているので、これからも応援していただけると嬉しいです

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