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ストレスは、発散するより【溜めない】ほうがいい

現代人は、誰もが少なからずストレスを感じていると思います。

忙しい仕事や家事で、職場や友人などの人間関係で、将来やお金の不安で、子育てや介護の悩みで、情報過多のネット社会やSNSで。
他にも、煩わしいタスクがあったり・思い通りにならないことがあったり。

完全に「ストレスフリー」「ノンストレス」で生きていくことは、きっとかなり難しい。でも、できるだけ減らす&溜めない工夫なら、自分の意識次第でできるものです。

ストレスは、感じてから解消するより・溜まってから発散するより、【気にしない】【忘れる】【溜めない】ほうが楽だし、Happy に生きられる。
他人に腹を立てたり無駄に苛々するのは、人生の貴重な時間の中で物凄くもったいないことだと思います。

その苛々やストレス、必要ですか?


私は、ストレス原因を3分類して対処しています。

あくまで私の方法なので、誰の参考にもならないかもしれないけど、自分の思考整理の為にも書いてみます。





①相手が赤の他人の場合

まず、ストレスの原因が見ず知らずの赤の他人の場合。
その一番の対処法は、【腹を立てない】ことです。

私は以前、道路上での運転マナーの悪さを見かけると、ついつい愚痴っていました。
「あの自転車、車道逆走やん!しかも信号無視!」
「対向車線はみ出てまで抜く車、いつか事故るやろ」
「バイクを目の敵にして幅寄せしてくる車、なんなん?」などなど。

するとある時、夫が
「その苛々、もったいないで。世の中そういう性分の人もおるねんって。自分が事故に巻き込まれへんように注意するだけでええねん。」
と言った。 …ズドーーーン!(心に突き刺さる音)

私はその言葉が深く胸に刺さり、めちゃくちゃ腑に落ちて、夫の器の大きさにいたく感心した。
なるほど。ほんまにそうやな。赤の他人の行為にいちいち腹を立てるなんて、確かにもったいない。たまたま見かけた出来事にイライラしたって、何の得にもならない。

赤の他人の行為なんて、どうでもいい。
気にしない、気にしない。

それからは、見なかったことにするのは難しいので、自分の都合が良いように仮定の解釈をして勝手に納得することにした。これが、やってみると案外おもしろい。
とにかく、腹の立たない納得の理由を勝手に捏造するのです。ほんなら、しゃーないな、と思えるように。

例えば、
・一時停止しない人 ← 家族が危篤で駆け付けたい
・信号無視する人 ← 奥さんが産気づいている
・巻き込み確認なしで左折 ← 左の視野が狭い病気
・邪魔な路駐 ← 🅿代の小銭も払えない、心貧乏
・深夜の爆音バイク ← 人に迷惑をかけることでしかストレス発散できない可哀そうな人

こんな感じ。

自分の中だけで思うことですからね。別に、お前は何様なんだとか、上から目線じゃねーのとか、批判はいりませんよ。ストレスをストレスにしない為、気にしない為の、私なりの術(すべ)です。
この妄想で誰にも迷惑はかけてないし、自分の心の中ぐらいは、自由ですから。

こんな行為をする人もいるんだ、という情報だけをキャッチし、自分は巻き込まれないように・被害に遭わないように、気を付ければいいだけ。いらない負の感情は、いらない。
私の場合は、こうすることでストレス原因が減り、とても楽になりました。



②相手が身近な人や知り合いの場合

ストレスの原因が、職場の人や、親戚・家族、友人知人の場合。
有効な対処法は、【期待値を下げること】そして【すぐに忘れること】です。

例えば、仕事で
「あの上司、いつも私にばかり仕事を押し付けてくる」
「あの新人、覚えも要領もが悪くて手がかかりすぎる」
「あの人、準備も片付けも適当すぎて、私が尻拭いばかりしている」
など、不満やストレスが募る場合。

他にも例えば、家庭で
「旦那、家事も育児も全然手伝ってくれない」
「うちの子、勉強しないで遊んでばかり」
「お義母さん、家に来ればダメ出ししかしてこない」
など、言っても言っても変わらない、察してもくれない、自分ばかりが我慢しているような気持ちになる場合。

そんな時は、相手に期待しないこと。コレがいちばん。

期待をするから、ガッカリするのです。


所詮、人は変えられない。
変えられるのは、自分だけ。

相手に期待するから、やってくれないことに腹が立つのです。ならば、期待値を下げればいい。
相手にこうあってほしい・こうしてほしいという願いって、ただのエゴでしかないんですよね。
子育ても同じ。こんな風に育って欲しいと願うのも、親のエゴ。全ての言動の決定権は本人にしかないんです。何歳であれ、自由意思が尊重されるべき。

別に良い関係の構築や教育を諦めろと言っている訳ではありません。自分の思いが伝わるように、何度も試行錯誤することは大切。言い方とか、言葉選択とか、タイミングとか。
どう言えば伝わるか、相手の行動が変わるか、考えることは自分の成長にもなるし。特に子どもの教育では。(私の仕事は保育士です)

でも、お互い歩み寄ることや理解することはできても、どうしても変えられないこと・譲れないことだって絶対にある。
だから妥協点を見つけるよりも、時には「ま、いっか。」と相手が変わってくれることを諦めてしまう方が良い場合もある。んで、早めに忘れちゃう。その方が楽だな、とこの年齢になって改めて思うんです。
期待しすぎない方が、結果が伴った時に余計に嬉しかったりもするし。

宇多田ヒカルの歌でもありましたね。
「変えられないものを受け入れる力、そして受け入れられないものを変える力」
って。あれ、ほんと名言!



③自分に関することの場合

上記①②は、自分以外の人間のことだし基本、変えられないことなので【気にしない】【期待しない】ようにすれば減らすことが可能なストレスです。
だって、自力で変えられないことなんだから、どうしようもない。夏は暑い・冬は寒い・人はいつか死ぬ、などと同じこと。だから、自分がそれにどう対応するか考えればいいだけ。

じゃ、自分自身のことだったら?

「なんでいつも同じような失敗ばかりするんだろう」
「覚えや要領が悪すぎて、自分が嫌になる」
「すぐ落ち込む癖、つまらないことで悩む癖を直したい」とか。

そんときゃ、二択です。

向上心を持って変わろうと努力するか、これが自分だと受け入れるか。
受け入れたら対策もできるし。シンプルだけど、これしかない。いちいち落ち込むなんて時間がもったいない。
あとは、自分なりのリセットする方法や趣味があれば、楽だと思います。これをすれば、気持ちの切り替えができる・リフレッシュできる、みたいなこと。

キレイな景色を見るとか、散歩するとか。

深く考えすぎないでいいんですよね。
ま、言葉で言うのは簡単だけど。実践するとなると難しいのも分かってます。
いい意味で楽観的な人間になれたらいいな、と思う今日この頃。

皆さんは、ストレスを溜めない工夫、どうやっていますか?

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