【ワーホリ日記:Day15】AIと履歴書と私
9月3日(火)
ロンドンに来て2週間が経った。なんかもう、既にこの環境になじんでいる感じがするのはさすがの適応力の早さ。
今日もちゃんと仕事探しのために準備をする、と決めたのでとりあえずPCを持って図書館に向かう。まずは履歴書作り。昨日考えていた、前職の仕事内容や自分のスキルを履歴書のテンプレートにはめ込んでいった。ここでもまた、ChatGPT先生が手放せない。どうやってまとめて良いか分からない文章を貼り付けて、「これをもう少し短く、箇条書きにして。ついでに、こういう情報も入れてみて。」みたいな感じでお願いすると、スラスラ文章を作ってくれる。もはや、私ではなくてChatGPTがこの履歴書を書いているのではないか?そしたら私は何なのだ?
以前仕事で、SoftBankの孫正義がAIについて語ったプレゼンを聞いたことがある。プレゼンの始め、スライドには金魚のイラストが。金魚に物事を教えるのはほぼ不可能ですよね、という冒頭の話からAIの未来について語り、今後何十年かでAI対人間は、人間対金魚の知能差と同じ程度にまで発達する、というような内容を語っていた。
(気になる人は下記リンクにプレゼン要約と全編が視聴できるyoutubeリンクがあったのでご覧ください。)
いつもは舞台裏など目立たない所でぼーっとしていることが多いけど、このときばかりは観客の最前列より前のステージ真下という特等席で、トラブル発生時に対応できるようスタンバイしていた。もちろん、孫さんにも丸見えだし観客にも丸見え。あのスタッフ聞いてないな、とか思われないように笑顔で頷いて、聞いているフリ?というか実際ちゃんと聞いていたので印象に残っている。まあ要するに、AIからしたらうちら金魚レベルなんだよ、っていうのを学んだので、それからは割と積極的に人類が生み出した叡智に頼っている。噂によると、採用側もAIを使って履歴書をスクリーニングしているということなので、いかにAIに気に入られてパスできる履歴書にするか、というのも重要らしい。
そういえば、私が留学していたのは2018-2019年なので、コロナ渦で急速に発展したAIがその頃はなかった。よくChatGPT先生なしで7000文字にも渡る卒論を書いていたよな、と今更自分を褒めてあげたい。まあ、その時の彼氏(イギリス人)に、添削してもらっていたんだけどね。自分にない能力のブレインをゲットするのも、海外生活ではかなり重要なライフハック。
夕飯は、香港女子ジェリーと豚の生姜焼き、茄子の揚げ浸しを作る。香港おじエディが帰ってくる時間に合わせて料理してあげているなんて、なんと優しく、家族のような女子達なのでしょう。食事後は、ジェリーとまたナイトウォークへでかけ、東ロンドンのカナリー・ワーフという金融ビジネス街の方へ行ってみた。これもまた夜景が綺麗だった。
帰ってきて、今日作った履歴書をエディおじにみてもらったんだけど、やっぱり人に見てもらうとどんどん改善点は出てくる。エディおじはティーチャーだから、「ここはどんなところを強調したいの?何が君の強みなの?」とすごく考えさせられる質問をしてきて、めっちゃ先生だった。ここでもちゃんと、プリティーパワーで第2の頭脳を手に入れている私は、なかなか運が良い。今日の改善点を元に、明日また改善して書き直します!頑張ろう!
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