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久しぶりの海外

今まで生活に身近であった海外がコロナ禍により、社会や私自身の状況を色々変化させ、いつの間にか遠いものになっていた。

そして、本当はどこか海外に行くと決めたら行けたのに、理由を付けて「行けない」としていただけで、自分自身で遠いものとしていた事も分かっている。


このGWに久しぶりの海外へ行く事を決めた。行き先は今まで行った事の無いタイ、バンコク。

行った感想として『バンコクを選んで良かった!』の一言に尽きる。


バンコクは私の価値観をじんわりと変えた気がする。
いや、実は変わったのかどうかも分からないのが正直なところなのだが。
しかし、生きることが楽になって帰って来た気がするのだ。

「良い悪い」でも「上か下」でもなく、今の状況をただ受け入れている、そんな風にワタシには見えた。
今まで行った海外で、見えたものをこの様に捉えた事が無かった。

暑くて暑くて、朝から晩まで暑くて、身体も心もハツラツと動きたい!と思う事はなく、ここにいると私はダメダメのナマケモノになる、と思った。
それなのに、そんなナマケモノの自分であることを「自分自身が許せる」のである。


私は「自分自身をちゃんと許すことが出来た」から、楽になったのかもしれない。

そして、今まで周囲に私が甘えていた事など、「少しゴメン、それより本当にありがとう」と思った。
やっと私の中で少し燻り続けていた思いを、手放すことが出来た気がする。


『大事なモノがクリアに見えた』そんなバンコク旅行は「行って良かった」の一言に尽きる。
そして娘に、今まで連れて行った海外とは違う、心地良いとは思えない場所を見せる事が出来た事も、もう一つ良かった事である。


また行きます。



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