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毎日から抜け出してスポットライトの方向を変えてみる日、のための曲 #16
今日にぴったりな、今日のための音楽を紹介
K.D.vonディッタースドルフ(1739–1799)/ コントラバス協奏曲 ホ長調
ものすごく久しぶりにここにきた。よくわからないけれどMacとiphoneが同時に壊れるというハプニングを抱えて。毎日の習慣(たとえば朝は決まって朝食とコーヒーカップとともにMacの電源をつける)だとかがまるでかわり、最初は戸惑いがあった。けれども新しい時間の過ごし方を覚えて少し特別な日々を過ごしている気分になれたりもした(人間は強いですなんでもすぐに適応してしまうのです)
普段の毎日から抜け出してスポットライトの方向を変えてみる日のための音楽
なんていうのは少し大げさだろうか?今日はコントラバス協奏曲を聴いてみる。
何か楽器をやっている人なら自分の楽器の協奏曲ならよく耳にするはず、あとは管楽器の人だったらピアノだとか、ヴァイオリンだとか、有名どころはなんとなく知っているものだ。しかし普段縁の下の力持ちとしてみんなを支えているコントラバスの協奏曲を聴ける機会はそうないはず。
作者のディッタースドルフ男爵(貴族となり名前が変わった)はハイドンやモーツァルトと同世代の古典時代の作曲家でありヴァイオリニストである。
あまり馴染みのない曲だが、古典時代らしい3楽章まで均一のとれた聴きやすい作品で、コントラバスがこんなにも旋律を奏でられるなんて知らなかった、、!と思わず驚いてしまうほどである。
もともと細い旋律やはやいパッセージを演奏するのには適していない楽器のため独奏楽曲は少ないのでこの作品はきっとコントラバス奏者にとっても大切な一曲のはず。そしてこの作品は少しでも旋律の音域を広げて演奏できるように現全体のチューニングを高めに調弦しているそう。
とても素敵な協奏曲なのでもっとスポットライトを当ててあげたらいいのにと思ってしまう。ところでヘ音記号の楽譜を演奏するってすごいなあといつも思ってしまう。楽器が違うとみている譜面ズラも全く違って、ときどきそれに憧れと敬意を持つようになる。
名手ルートヴィッヒ・シュトライヒャー(61)のソロ。(ちょっとだけオケに助けられている感も否めないけれど)
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