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E259系「成田エクスプレス」と「しおさい」乗り継ぎの旅

7月は土休日がほとんど出勤で、15(月)の海の日祝日が唯一の休み。夏休みシーズン恒例の青春18きっぷは、今回買わない予定なので、このチャンスに日帰りでどこかへ行こうと画策。

考えた末、特急「しおさい」に乗って、昨夏以来の銚子を訪問してみようと決定。

「しおさい」は東京始発なので、新宿から東京まではいつもの中央快速に乗るのがオーソドックス。今回は、新宿始発の「成田エクスプレス」と乗り継ぎする変化球を思いついた。これは面白そう。

実は、「しおさい」に使われる車両は、今春のダイヤ改正で「成田エクスプレス」と同じE259系になったのだ。

新宿→千葉は「成田エクスプレス5号」、千葉→銚子は「しおさい1号」で、えきねっとのチケットレス特急券をJREポイント利用で予約。前者は460ポイント、後者は720ポイント。

乗車券は、往復にすると200km以上となり、JR東日本の「大人の休日倶楽部」ミドル割引が適用される。無事、5%安いきっぷを入手できた。

新宿駅ホームには、「成田エクスプレス5号」が入線済み。

正面の貫通扉には、E259との大きな文字。

以前、「成田エクスプレス」専用だった頃は、頭文字のNEXを表示していたが、「しおさい」と共通利用になって変更された次第。

指定した1号車の車内は、数人の乗客のみ。渋谷から乗ってきた外国人客に若い男性車掌が英語で長時間対応していたが、無事解決したのかな。

品川の横須賀線ホームを通過し、地下の東京駅ホームへ着くと、大船始発の「5号」と連結。総武快速線を快調に走って千葉にて下車。

12分後、同じ面構えの「しおさい1号」がやって来た。

こちらの1号車も、車内はガラガラ。

昨年同様、銚子電鉄のデジタル一日乗車券Beicaをスマホで購入。快適な環境のまま、銚子に到着。

銚子電鉄ホームで待っていると、元京王→伊予鉄の3001+3501「澪つくし号」が入って来た。


運転していたのは、銚子電鉄公式YouTubeチャンネルで竹本社長ともよく登場する袖山女史。

この動画当時は車掌さんだったが、その後運転士の資格を取得したようで、実際に運転している場面に出会うのは初めて。

「しおさい」からの乗り継ぎ客などで、車内は賑わっている。男性車掌とともに、袖山運転士も「弧廻手形」の発売に車内を巡回。紙の一日乗車券「弧廻手形」は700円で、電子チケットのBeicaは600円と少々お得なのだが、「弧廻手形」に付随する各種割引サービスは、Beicaに一切なし。その点は、留意事項だね。

最初の駅仲ノ町は、銚子電鉄本社と車庫の最寄駅。すぐ横の留置線に、今春お輿入れしたばかりの元南海車がいる。これは、帰りに下車して寄ってみよう。

いつもののんびりペースで走る。観光の拠点駅犬吠で乗客の大半は降りていくが、終点外川まで乗り進む客も多数。

暑いので、飲料自販機の補充も大変そうだ。

銚子電鉄と言えば、ぬれ煎餅。一番の稼ぎ頭なので、会社分類も製菓業となっているらしい。

折り返し電車も、引き続き袖山運転士の担当。予定どおり、仲ノ町で下車。

この駅舎に併設されているのが、銚子電鉄本社なのだとか。

いました、いました。南海電鉄からやって来た22000形を記念撮影。本当は、こっちに乗りたかったなあ。

隣には、元京王→伊予鉄の2002+2502も鎮座している。22000形が導入されたため、2000形の同僚で昨年乗車した2001+2501は、廃車解体されてしまった。

銚子駅まで徒歩で戻ると、どんよりしていた空から雨粒が。少し早いが、お昼過ぎの「しおさい12号」で帰宅するとしようかな。

往路がガラガラだったので油断していたら、「12号」と次の「14号」も残席わずかで焦る。それでも、何とか5号車の窓側席を終点の東京まで予約。

同じくJREの1280ポイントだったけれど、往路が460+720だったから、乗り継いで長い距離を乗った方が安いという妙な結果。

銚子からの乗客もそれなりにいたけれど、途中駅から乗ってくる家族連れが目立つ。三連休最終日ということで、行楽や帰省からの帰宅客だったかも知れないね。

予約時に発売済みとなっていた隣の通路側は、なぜか東京まで無人のままだった。
                     〜おわり〜

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