新米HRの勉強日記vol.1

今年度からHR部門に入った。専門性を高めるための定石やカリキュラムに皆目検討がつかないので、とりあえず興味がある分野を中心に手当たり次第に勉強し、アウトプットを頑張ろうと思う。
そのうちHRのビジネススクールについて調べたり、教科書的な本をちゃんと調べたいところだが、今は手元にあるものを消化するところから。

今週の教材一つ目は、羽生祥子(2022)『多様性って何ですか?』
著者は、ダイバーシティ推進を進める企業を500社以上取材し、ダイバーシティ・女性活躍推進がうまくいっている企業には、制度を導入するにあたって、取り組む順序と内容に共通点があると気付いた。それが、女性活躍・ワーママ支援→働き方改革・男性育休→女性リーダー育成登用→(以下略)というステップなのだそう。
また、制度を入れるだけではダメで、経営層が目標値や制度を作る→経営層、管理職の意識改革→各部門で実行していくための制度化・研修→(以下略)が必要なのだそう。
なんで今の所属でイマイチうまく行ってない感じなのかがわかった気がする。

今週の教材二つ目は、Pivot公式チャンネルのSHE  CEO/CCOインタビュー。
リカレントがトレンドとして来てるらしいから(最近知った)、こういう業界は今熱いのかな。コンテンツを学ぶのはオンライン、熱狂づくりのためのオフラインという使い分けと、学習者コミュニティの作り方が面白い。受講者をコミュニティやキャリアカウンセリング・コーチングによってエンパワメントしていく感じがいいなと思う。

今週の教材三つ目は、どんどんHRから離れていくけど、同じくPivot公式チャンネルの宮台真司シリーズ。国家からも共同体からも自立した個人(依存することによる思考停止に陥っていない)が民主主義国家が健全であるための条件。日本には国家から自立した企業がない=共同体が腐敗している。結果として、あらゆる共同体で、さもしい権力争いに終始している。
ともすれば、よりマシな寄生先(雇用される場所)を探そうとしがちな自分のメンタリティに対して、「どこに行っても同じ。自立した個人にならなければ」と痛感した。

ところで私が勉強するときの基本的なスタンスは、「教材にはお金をかけない」「本は中を確認してから買う」「ネットワーキングに投資を惜しまない」こと。なので図書館をフル活用するのだが、残念ながら近隣の図書館には、下記の気になる雑誌は置いていなかった。

代わりにあったのが、こちら。国際的なトレンドを知ることができそうで、これはこれで良さそうではある。次週は、羽生祥子(2022)の続きを読みつつ、Harvard Business  Reviewとか、あと他の本を読み進められたらいいな。


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