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3匹の妖精

我が家にはフェアリーズと呼ばれる3匹のマスコットがいます。 

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このトリオ、まあよくしゃべります。
もちろん、正確には私か夫がしゃべらせているのですが。

「ねえねえ、早く布団しいてよ眠いんだけど!」
「ちょっと音楽流して欲しいんだよね〜。」
「くうう眠いよ〜まだ寝かせてくれええ。」

などなどなど。
相手にダイレクトに伝えるとちょっと棘のある言葉も、
彼らがしゃべってくれるとぷっと笑えてしまう。
おかげで私たちは、これまでこれといった喧嘩をすることなく、穏やかに暮らすことができています。

もともとは子供の頃のごっこ遊び

とはいえ、大の大人が2人でぷーぷー言っているのはなかなかにおかしな光景だと思います。

もともとは、ぬいぐるみを使ったごっこ遊びが
私たちきょうだいの日常だったことが始まりです。
私には3歳離れた弟、10歳離れた妹がいて、
3人それぞれお気に入りのぬいぐるみを持っていました。
小さい頃は肌身離さず一緒にいて、
ビニール袋に入れてお風呂に入れたこともありました。

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△先日フェアリーズで再現してみました。

そして、私と弟はとっくに成人し、妹は高校生になった
今でも、何かとぬいぐるみをしゃべらせて面白がっていたのです。

そんな我が実家の「ぬいぐるみ文化」
結婚した私がテディベアだけは一緒に連れてきたタイミングで夫に紹介。
さすがに引かれてしまうかなあと危惧していたところ、
思いがけず面白がって乗っかってきてくれたのです。

結果、実家にいた頃は引き出しにしまわれっぱなしだったマスコットたちにまで命が吹き込まれることとなりました。

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こぶたのキーホルダー「ぷーこ」。
深夜ラジオの「ぷーこのEast WAVE」という番組を持っていて、就寝前に耳元で配信してきます。
なので朝はねぼすけ気味で寝てる時間が長め。
勉強熱心なので色んな音楽をスピーカー横で一生懸命聴いたり、英語の勉強もしています。

カメレオン型のスマホクリーナー「かめのすけ」。

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しゃべるのがゆっくりだけれど、みんなのことをよく見ています。寝るのも一番最後らしい。
夫がSwitchでポケモンをする時は必ず一緒にやる。自分と同じポケモンが出てくると喜びます。

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テディベア「くまこ」。
私が8歳くらいの頃からずーっと大事にしているぬいぐるみ。
それなのに、昔のことはあまりよく覚えていないという設定にされてしまいました。悲しい。
皆の親分的存在です。

最近はお互いが言いたいことを代弁してくれるだけじゃなく、それぞれのキャラを確立させてあれこれ会話させては、2人でけらけらと笑っています。

2人きりって、大変。

そもそも、
ずっと2人、ってすごく大変だなと思うのです。

仕事でも同じ子どもと2人きりでずっと遊んでいると、
お互いにだんだん疲弊してくる感覚が多少なりともあります。
他の職員が同じ場にいたら笑ってやり過ごせてしむうようなことも、いちいち気になり出してしまったり。
そんな風になったあとは大体、
「あんなことを気にする必要なかったなあ」
と反省します。

それはきっと家族でも同じなのではないか。
自分と相手しかいない空間というのは逃げ場がない。
居心地が悪いとか息苦しいとかそういうことではなく、
どうしても意識を向け続けざるを得ないような、
そんな感覚があるように思います。

だから、
産休や専業主婦でずーっと子どもと2人きりで過ごしているお母さんたちは、すごいなぁと思いつつ、やっぱり大変なんじゃないかなあ、と考えてしまいます。
もしかしたら、
そこに10分でも第3者が入ることができたなら、
気持ちの矛先を向ける対象を変えることができたなら、
それが虐待予防に繋がるケースもあるのではないだろうか、とも思うのです。

我が家の癒し、フェアリーズ

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昨晩は、スーパーまでの遠征を果たしたくまこがかめのすけとぷーこに情報共有をしていました。
最近我が家でブームになっている約束のネバーランドになぞらえて、外に出るための作戦会議だそうです。

これからも、我が家に欠かせない存在になりそうなフェアリーズ。
いつもありがとう!大切にするからね。


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