通勤時間のためだけに

指輪が好きです。

仕事柄ネイルはできません。そんな中でも、手元も何かお洒落したいなあという気持ちから、少しずつ気に入ったものを増やしていきました。

左上の太めのシルバーリングは、大学時代の友人の結婚式でハワイに行った時に、友人とお揃いで購入したハワイアンジュエリーのフラットリングです。ハワイアンジュエリーならではの細かい彫刻が光にあたる度に綺麗でたまらない。女友達5人で買いに行ったのですが、ワイワイ試着した時間もとても楽しかった。手が大きい私は「太いほうが似合うよ！」と店員さんに勧められ、右手の中指にぴったりな大きめサイズを購入。他の4人はもっと細く繊細なリングを選んでいた中で、ちょっぴり気恥ずかしい気持ちもありましたが、細いリングとはまた違った、上品ながらも抜群の存在感を発揮してくれるところが大好きです。

右上のゴールドリングは、JAMIRAYのRound Gold Ringです。プレーンな服を着ることが多いので、遠目から目に付くゴールドがアクセントとしてすごく素敵だなと感じたこと、そしてブランドコンセプトに惹かれて購入しました。

JAMIRAYの "JAMI" はアラビア語で美しい "RAY" は英語で光という意味。
自身のスタイルを重視し、個々の価値観、美意識を大切にファッションを楽しむ人へ向けて発信します。
様々な国のクラフトマンシップに目を向け、温かみの感じられるディティールをモダンでタイムレスな商品に落とし込み提案します。

友人に「でかい！ごつい！」と言われちょっと動揺してしまうことも少なくありません。が、この大振りながらもころんと柔らかいフォルムが大好きなのです。

その右隣のパールがついたリングは、母に譲ってもらったもの。普段使いしていたわけではないけれど、母の化粧台にしまってあるのを小さな頃に発見し、「私が大きくなったらちょうだい！」と懇願。ついに譲り受けるに至りました。「もうこんなに可愛いのはつけられないしね」と言う母の言葉と、ぶかぶかだった指輪のサイズがいつの間にかちょうどよくなっているのを見て、何とも言えない気持ちになったことを覚えています。普段はあまりつけず、結婚式やオシャレなレストランに行く時に、大切につけています。

パールリングの左隣は、LOROのwv ring。インスタグラムで見つけてから、「朝起きてすぐ着用したくなる。シンプルで付け心地の良いアイテムを提案していきます。」というコンセプトも、控えめながらもぷっくりとしたニュアンスも、すごくすごく素敵だなあと憧れつつ、試着せずに購入する勇気が出ずにいました。

ところが、BEAUTY&YOUTH 丸の内店で取り扱いがあることをある時に知り、店舗に直行！試着してサイズを確認するや否や、即購入に至りました。くすみや傷が気になってきたら、修理に出すこともできると聞いて、ますます好きになりました。１本で人差し指に付けたり、他の指輪と一緒に付けたり、すごく使いやすい指輪です。長く大切に付き合っていきたいなと思っています。

左下の２本はgrünのもの。ちょうど、伊藤美佐季さんの「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」を読んだ頃に購入しました。

そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら

本に出てくるジュエリーはちょっと手が届かないものだったけれど、選び方や付け方は本当に素敵で、長く大事に使えるジュエリーを背伸びをして買ってみたくなる、そんな本でした。私にもできそうだな、と感じた重ね付けにトライしてみたく、華奢でさりげない指輪を探していた頃でした。

比較的お手頃な価格帯ながら、表情のある繊細なデザインがたまらなく可愛くて、ゴールドとシルバーで１本ずつ購入。他の指輪と一緒に、小指や薬指に付けて楽しんでいます。ちなみに、右上に写っているゴールドのバングルも日を置いて購入しました。こちらもお気に入りです。

私のスイッチ

仕事柄ネイルはできないと書きましたが、当然アクセサリーも仕事中は付けることができません。尚且つ、家では結婚指輪も含めて全てアクセサリーは外します。つまり、こと平日に関してはドアtoドア往復2時間の通勤時間の間だけのために、指輪を付けています。朝、家を出る時に、その日の服と気分に合わせてアクセサリーを選んで付ける。職場に着いたら、出勤前に外してアクセサリー専用の巾着にしまう。そしてまた、仕事が終わったらアクセサリーを身につけ、帰宅したら外す。こんなに頻繁に付け外しするのなら通勤時間だけのためにわざわざ身につけなくても…と思われるかもしれませんが、このアクセサリーを付け外しする時が、私にとってはスイッチのオンオフのようで好きなのです。
「さあ、今日もいい一日になりますように！」という気持ちで家を出て
「さて、仕事！」と切り替えて、
「今日も頑張った、終わったぞ」と一息つき、
「あー家についた、1日おつかれさま。」とほっとする。
ただただ自己満足ですが、大切な習慣。

今は、指輪をさらに増やしたいという気持ちや予定はありませんが、またいつかビビッと来るものに出会ったら、その時は迎え入れたい。そして、その中の１つでも、いつか自分の子どもに「それちょうだい！」と言われるような時が来るまで、大事に大事に使っていけたらいいなと思っています。