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ベランダでコンポスト、続けています。

コンポストを始めて、半年が経ちました。

始めたきっかけは、ゼロ・ウェイスト・ホームを読んだこと。

買い物は全て、布袋を持参して量り売り、シャンプーや洗剤も全て手作り、わずかに出る「ゴミ」も全て堆肥化、という徹底した著者の暮らしぶりが、とてもリアルに描かれた本です。
さすがにいきなりここまではできないな…と思いつつも、エコバックの持参からもう一歩踏み込み、何かできることはないかなと考えていた私にとって、周りを見る視点が少し変わるきっかけになりました。

コンポストはじめました。

まず「これならできるかも?」興味が湧いたのが、コンポスト。
野菜クズはもちろん、ティッシュでも堆肥化できるという著者の言葉に衝撃!
コンポストと聞くと私の中では、小学校の社会の授業で出てきた緑の彼のイメージしかありませんでした。笑

が、最近では、段ボールなどを使って手軽にできるキットも増えてきたとのこと。それならマンションでもできるかも?いやでも、何から揃えたらいいのかな…臭いとか大丈夫なのかな…と思っていた矢先、夫が見ていたカンブリア宮殿で、こちらのLFCコンポストと運命の出会いを果たしました。

ベランダで手軽にできる!
しかも、困ったらLINEですぐ相談できる!

まずは一回やってみようということで、4月の下旬からスタートしました。

コンポストのある暮らし

そんな経緯ではじめたコンポスト。

我が家の小さなベランダで、室外機の横にちょこんと座っています。

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私のルーティーンでは、
朝食を食べた後に、前日〜朝出た生ゴミを連れてベランダへ。
ジッパーを開けて、よいしょよいしょと中の土をかき混ぜたところへ、今日の生ゴミたちを投入。
「分解頼むよ〜」と上から土を被せて、再びジッパーを閉めます。
時間にして2分弱でしょうか。

ちなみに隣に並んでいる段ボールは熟成用

こちらのキットは無限に生ゴミを分解しているわけではありません。
1日に投入する生ゴミの量にもよるのですが、我が家の場合は大体3ヶ月でゴミの分解が遅くなってくるので、3ヶ月定期便にしています。
キットは1回あたり2,508円なので、1ヶ月当たりの経費は836円
決して安くはありませんが、燃えるゴミの焼却にかかる莫大なエネルギーや環境負荷を考えたら、決して高くもない、相応のコストなのではないかなと考えています。

熟成段階に入った土は、段ボール箱に移動して封をし、1週間に1回のペース(なので私は週末にすることにしています。)でかき混ぜます。
そして3週間程おくと、こんな堆肥が完成します。

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私の場合は実家の父が家庭菜園を営んでいるので、できた堆肥は父にプレゼント。匂いもしないしいいねと喜んでもらえています。

半年経って思うこと

朝、ジッパーを開けると、白いもふもふとしたカビが出ていることもあります。
最初に見つけた時には、「ひいいぃ」と慄きましたが、慌てて問い合わせをして見ると

白カビですね。順調に分解が進んでいるサインです。安心して混ぜ込んでしまって大丈夫です。

との回答。
これまで敬遠してきた天敵が、強力な助っ人になる日がくるとは驚きでした。今では、白カビが出ている朝は
「おっ、やった!よろしく頼むよう〜」
と嬉しくなってしまう、そんな存在です。
ある日突然出てきた白い点々も(食品ダニというそうです。)
密閉しているはずの袋から出てきたコバエも(野菜の皮などについていた卵が孵化したというからこれまた驚き。)

コンポストを始めてよかったなと思うこと。

・ ゴミが減った。ゴミ出しの時にも重くない。
・ 生ゴミの臭いに苦しまなくて良い。
・ 環境問題に少しでも向き合えているという嬉しさがある。
 

今日は4回目の定期便が届く日です。

「今日までありがとう。さらに良い堆肥になってね」
と、たくさんの生ゴミを混ぜ込んできた土を熟成に移すのも、

「これからよろしくね」と新しい基材を開けるのも、

とても楽しみな作業です。
これからも長く楽しく、続けていきたいなと思っています。

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