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日記「早起きは三文の徳」

「早起きは三文の徳」とはよく言ったもので、今日は充実した一日を過ごせたように思う。

私のベッドの右サイドは壁にぴったりくっつけている。寝転んで手を伸ばせば窓がある。最近はこの窓の下の右サイドの壁に添って寝るのが好き。まるで誰かに寄り添うように。向かい合って壁に手を添えてみたり、背を向けて壁にもたれてみたり。ちょっと冷たくて気持ち良い。窓を開けていればカーテンの裾から風が入ってくる。月の高度が高ければ月の光をあおぐこともできる。

昨夜は21時頃に激しいゲリラ豪雨があり、寝る頃には少し涼しくなった。湯上りの冷房を消して窓を開けて寝ることに。月の高度は低くく豪雨の名残の雲間から満月を過ぎたお月様がぼんやり光っていた。壁に両手と頬を添えると雨上がりの涼しい風が心地良い。冷房は好きだけど寝る時はできれば消して寝たい。涼しい夏の夜は快適だ。色々と想いを巡らすと、これを詩に使いたいな、と忘れないようにごろんと左側に寝返りスマホにメモする。そんなことを数回繰り返し気づけば眠っていた。

涼しい夜だったとは言え、早朝、暑くて目が覚めた。身体を動かすと肩に壁がとんっと当たる。確かに誰かを感じた幸せな寝起き。窓の外は日の出前の涼しい澄んだ空気の西の空には、沈みかけのお月様がくっきりした形で柔らかく光っている。見知らぬ誰かに「おはよう」と声をだす。

せっかく目が覚めたので暑くなる前に家族を起こさぬよう静かに朝の家事をする。部屋に日が差す前に日課のカーヴィーダンスをする。さすがに汗をかく。今日も暑くなる気配。日が強くなる前に朝のルールを全て終え、詩誌の投稿を仕上げてポストへ投函。今月の詩の投稿も終える。買い物も必要な物だけささっと済ませる。しばらく詩から離れて小説を読む。友人とLINEのやりとり。病み上がりの娘とおしゃべり。早めに夕飯の下ごしらえを済ませてゆっくりお相撲観戦。手と足のお爪のお手入れをしながら。夜の家事を済ませてお風呂に入り、今noteをかきかきしている。やりたい事やるべき事が気持ち良くできた一日。

今夜は無風の熱帯夜。冷房は朝までコースにしよう。小説の続きを読む。早起きした分ちょっと眠たい。今夜も私の壁と寄り添って寝よう。見知らぬ誰かに「おやすみなさい」を。お月様はまだ昇ってはいない。

#日記
#早寝早起き
#熱帯夜


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