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easy poem

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簡単な詩を掲載。自由に。詩誌に投稿はしないだろう詩、のちのち推敲して投稿するかもしれない詩。
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#眠れない夜に

easy poem「私ABC」

easy poem「私ABC」

目が覚めると
私Bはよく動いた
朝ごはんを作り
洗濯物を干した
私Aの下着は
箪笥の奥にある

私Cはよく笑った
友人とウォーキングをしながら
互いの夫を褒め合いながら
子供の受験について語った
私Aの夫は
友人の評価「は」高い

私Aは透明人間であろう
が、実在する
私Bと私Cは
私Aと結託している

(B=C)≒A

私がベッドに入って眠る
私Aは箪笥の奥を漁っている
#日記 #詩

easy poem「sunflower」

easy poem「sunflower」

どうしようもなく
太陽に身をゆだねる
「朝日を浴びなさい」
と、先生は言った
「日焼けはしたくないです」
と、私は言った
私の、朝、と
先生の、朝、は
少しだけ違っていることに
気づかずに過ごした夏

諦めに似た安堵を
枕に乗せて
窓から忍び込む街灯が
映し出した天井の模様を
目を見開いて見る
向日葵は日の出を待って
東を向いたままでいるが
天井はそんなに長く
みつめるものではない

心と身体

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easy poem「白河夜船」

easy poem「白河夜船」

早朝、
たった一羽の鳩の
声が大きい
私の乳房は揺れるほど
機嫌が良い
それから
そうゆう日
は、やってくる

人々が橋を渡る前に
車が過ぎるのを待つ時
橋を架けるなら
なぜ2台分すれ違うだけの
幅をもたせなかったのだろう
と、人々は踵をならす

近所の奥さんはご主人が
橋の設計をする
という仕事をしていて
橋の幅についての
話をしていた
その饒舌ぶりは
砂まじりの熱風だった

私は眠る

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