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ざぶん、とお風呂に入ったら、いろんなものが溶けた気がした。

おはようございます。とい、です。

しばらく浴槽に浸っていないな、と
さいとう りょうたさんの記事で、気付かされました。
シャワーばっかり、だな、と。

でも、ずっとシャワー派だった訳ではありません。
実家に住んでいた時は小さすぎるくらいの浴槽に浸っていたし、大学生の時はバスソルトを入れて半身浴をしていました。

最近のTV広告では、「現代人は忙しい」、「オフロの時間さえも短くなっている」と謳っている炭酸系入浴剤のCMを見かけることがあります。
確かに、その事実は、正しいのかもしれません。
であるとすれば、浴槽にお湯を張ることを重視する派が相対的に減ってきた、或いはその時間が短くなりつつある(シャワー派も含む)とも推察できます。

しかし、私は身体で知っています。
自分の体より何倍も体積の大きい浴槽に、ざぶんと浸かることで得る快感を、そして心身への良い影響を。

何故なら、東京に住んでいた頃、番台さんがいる、最寄り(歩いて2分)の小さな銭湯を頻繁に訪れていた為です。

水色のタイル壁に、20個程の洗い場と赤と水色の押しボタン式の蛇口と、ケロリンの黄色の桶。
何より小さな露天風呂から見る限られた東京の空と銭湯の煙突を、ただただぼーっと見るのが好きでした。
しかし、いつの間にか、そんな幸せを忘れてしまっていました。

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10枚綴りで販売している東京都内の銭湯入浴回数券は今年はピンク色の新柄で販売しているようです。
↑これは2020年版です。
↓詳しくはこちらをご覧ください。

と、言う訳で東京ではありませんが、久々にざぶんと浴槽に浸かってきました。そこは、朝の5時から営業している為、運が良ければ日の出も拝めます。
私は6時から、その空のグラデーションを外風呂で見ていました。雪も残っていて有名旅館に泊まったような気分さえ味わえました。

でも、それよりもなによりも、
浸って数分後に
(あーーーーーーー。)しか考えられなくなりました。
なんだか、私自身を覆っていたぶよぶよドロドロの衣が溶けて、ざぶーーーんと流れていくような感覚。
もしかすると、東京で必死に食らい付いてキャリアウーマンを目指して?働いていた時の方が、この衣は分厚かったのかもしれません。

強がって。
ピシッと見えるスーツとパンプスを履いて闊歩して。
「その仕事、やってみます!」と意気込んで。

でも、その代わり、
適度に銭湯回数券を使って本能的に、定期的に、強がりブヨブヨどろどろ衣を剥がしていたのかもしれません。

(あーーーーーーー。考えてもわからない。)
また来よ。

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最後に、お風呂上がりは何派ですか?
牛乳?いちごミルク?バナナオレ?ヨーグルト?

今日の私はフルーツオレの気分。
滅多に飲まないけれど、久々の味は格別でした。

さいとう りょうたさん、
いいアドバイスありがとうございました。

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