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髪色談義②

こんばんは。
現在、燕色の髪の毛をしています。とい、です。
なんだか最近深い青色にハマっております。
理由は自分でもよくわかりません。

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そして、
ブリーチというものの正体がいまいち分からないまま、
「やっちゃってください」とお願いした結果、
化学🧪に遭遇しました。

今回はその事について書いてみようと思います。

ブリーチに至る経緯

地毛の色素が強いのでブリーチ無しでは、
カラー見本のような髪色にならない!!(経験済)

これに尽きます。

どれだけ濃い青色を配合してもらっても、
(光線の加減によっては、青っぽい気もしますね…)
程度の茶色にしかなりません。
※写真は残念ながらありませんでした。

そこで、ブリーチをするものの、
2週間で「髪色談義①」に載せたような、
褪色を経験しました。
(ホッキョクグマの毛に藻が生えたような緑色に)

その後、もう一度塗り直した後が、
先程の編み込みをしている写真です。

(どうです?燕っぽい?)余談。

ブリーチ体験記

ブリーチ無しのカラーやパーマはこれまでに何回か、
トライしたことがあります。

気分転換に、と。
髪の毛が傷んでいないうちに、と。

けれどもブリーチは初めて。
ブリーチ後の私の髪の毛がこちらです。
(根本はブリーチの脱色剤は塗っていません。)

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どうですか?薬品を塗っていくだけで、この脱色。
頭皮も心なしか、いや、結構痛かったです。

でも、一番引っかかったのは、美容師さんの一言。

「この薬剤はどんどん酸化していってしまうので、
こまめにつくりますね。」
です。

(ん?どんどん酸化?)

それに応じつつ、質問を投げ掛けます。
「この薬剤って、成分何で出来ているんですか?」

これまで、
身の回りのありとあらゆる化学的なものに関して、
関心が薄かったのではなかろうかと思う程、
「痛みと酸化」の関係に興味を持ちました。


髪の毛って生まれた時から生えていますが、
何で出来ていてどういう構造かご存知ですか?


髪の毛とは

髪の毛の断面は、いわば3層構造になっています。
外側から、
キューティクル、コルテックス、メジュラの順です。

(キューティクル以外、
私にとっては正直、馴染みのない単語です。)


でも、メラニンは女性の皆さんは特によく聞くのでは?

シミ、そばかすなどを作る色素として知られています。
このメラニンは、コルテックス内に沢山存在します。

つまり、髪の毛の色はコルテックス内の色素、
メラニンによって決まります。

この髪の毛内部を守っているのが、キューティクル。
「毛表皮」というらしいです。


ブリーチは、化学的にこのキューティクルを捲ります。
そして、メラニンを分解します。


キューティクル捲り

なんだか文字にすると「スカート捲り」みたいです。
キューティクルは松ぼっくりのカサ状になっています。

これを薄いアンモニアで捲ります。

時節柄マスクをしているので分かりませんが、
外すとツンとした刺激臭がします。

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アンモニアによるキューティクル捲り、
こんな感じでしょうか。

太い黒線がキューティクル、
ピンクがコルテックスと呼ばれる部分、
その中の黒点●がメラニンだとします。

S-S結合(システイン結合)を切る
=キューティクル捲り
、だと理解しました。


次に、
メラニンの分解の役目を果たすのが、
濃度の薄い
過酸化水素です。

メラニン抜き(分解)

メラニンには、正確には2種類あります。

①黒〜ダークブラウンの色素
②黄色〜レッドブラウンの色素、です。

この二つの色素を、
過酸化水素で酸化することにより、
分解されてメラニン粒子が小さくなります。

そして、じわじわと
髪の毛の中の色素が抜けた状態になります。
2段階ブリーチすると究極無色になるそうです。

私は怖くて、そこまでお願いしませんでした。

化学式もノートに写しとりましたが、
私の理解の範囲外だったので、
掲載は取りやめます!(すみません。)

もっと詳しく知りたいという方は、こちらのURLを覗いてみてください。参考にさせていただきました。
【参考】
http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q24.html
https://www.hoyu.co.jp/startup/mechanism/ye.htm


まとめ

ブリーチ脱色剤に含まれる、
アンモニアと過酸化水素の働きにより、
髪の毛内のメラニン(色素)が分解される。


もしこのブリーチに挑戦しなかったら、
生活の中の化学を一生知らなかったかもしれません。


そういう意味では、
とても良い勉強になった気がして大変満足です!

ただ、色落ちとの戦いはこれからも続きます。

頑張れ!私の髪の毛、頑張れ!


とい。

追伸:
詳しい方、もし間違っているところなどあれば、私自身知りたいのでご教示下さい。

あと、たまには化学🧪の記事も載せていけたらいいな、という、不確かな宣言をここに残しておきます。あしからず。

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