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すべての灯りに暮らしがあって

乗り物に乗って知らない街に行くとき、車窓から見える人の暮らしの様子が好きです。

子どもが庭で遊んでいたり
洗濯物がなびいていたり
畑に人がいたり
犬の散歩をしていたり

夜になり窓に灯りがともるとまた良くて。
集合住宅の灯りひとつひとつ、街の灯りひとつひとつに暮らしがあるんだなぁと感じるんです。

すぐに過ぎてしまうけれど、チラリと家族団らんが見えたり。
筋トレしてるおじさんとか見えたらもう、むふふとなる。

オフィスの白い灯りの下で、どうやらひとりで働いている人が見えたり。

自分の知らない街にも、暮らしを営む人たちが確実にいる。
私が働いたりごはん食べたり寝ている間、この街でこの人たちも暮らしを営んでいる。

そんなことが、ほんのりと元気をくれる。

だから出かけるとまた、車窓からぼんやりと外を眺めている。

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