【保育の場から】やーめーてーよ～（ほんとじゃないよ）

「やさいのうた」、ご存知でしょうか。
トマトはトントントン
キャベツはキャッキャッキャッ……
という手遊び歌です。

これが私の経験上では、2歳を越えた辺りの子どもたちに大ヒットする確率が高い。
野菜の名前が言えるようになっている人たちに、一度はやってみる歌です。

一時保育室にやってくる2歳さんたちにも、現在人気です。
中でも最も好きと思われる子がひとり。
最後の「もやしは モジャモジャモジャ～」が一番好きだから、リクエストするときは
「モジャモジャしてぇ～」
と言います。

先日もリクエストがあったのでしていると、「キャアーー！！」と歓声をあげながら床の上を転がる2歳さん。
ニヤニヤしながら「やーめーてーよぉ～」。

そこで私はモジャモジャを止めて一言。
「あ、わかった、やめてほしいならこれでやめておくね、ごめんごめん」。

すると2歳さんは一瞬の間の後におもむろに立ち上がり、モジモジしながら言ってきました。
「モジャモジャしていーよ」

なーん、可愛い！
内心はちょっとわかってたよぉ。
でもほんとに嫌がってたら悪いから、一応ね。

そして飽きるまでモジャモジャは続くのでした。