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父の日

「父の日・・やりたいんですよ。」

お嫁ちゃんからニョーボに打診があったのが先月。仕事とかやりくりして、この週末、関西に行ってきた。

僕は知らなかったのだが、兄のマンションに妹2人も呼ばれており、総勢7人プラス1匹の大所帯。てっきり、初めて父になるボーズのお祝い。と思っていたのだが、そうではなかったらしい。

実は僕は、息子にプレゼントを用意していた。サプライズでお嫁ちゃんの分も。僕は「ドッキリ」に着手する。

ボーズにプレゼントを用意してある。サプライズ付きでね。タイミング、ヨロシク。

「わかりました!」

彼女は自分の“立場”がわかっていない。(笑)

仕事を終えた長女が合流し、役者が揃う。パーティーが始まる。・・まあ、いたって普通の光景ですわね。

食べて飲んで話して、楽しい時間だ。みんなちゃんと頑張っている。

成長


してるなー、と思う。

・・頃合いだ。
僕はお嫁ちゃんとアイコンタクトして、プレゼントを息子に渡す。

彼は意外だったようだ。「我が家のお祝いは終わっている。」ってのが理由。ま、ゲストじゃなく、ホストのつもりだったみたい。

箱は中を二段にしてあり、息子のプレゼントの下にはお嫁ちゃんへのプレゼント。舞い上がっている彼は、それに気付かない。僕は、「再確認」を促す。

「あ、まだなんかある。」


よー見てみ。


「レディースやん!」


プレゼントはお嫁ちゃんの手に。
彼女は目を丸くして驚いている。

「サプライズって、この事やったんですか!!」


ま、そういうことね。

僕の企みは成功した。

孫守りをしたり、シン・ウルトラマンを見たり、ゆっくりと一泊二日の時を過ごした。こんなのんびりしたのは久しぶりだったと思う。

「子供3人育てて、家建てて、クルマ買って。よーやったな・・」


ボーズがしみじみ言う。

頑張ってきたからね。


そう。僕は頑張ってきたのだ。周りの協力をいただきながら、ここまで来た。

なんか、とりあえずここまでの中間評価ができたように思う。

・・ま、まあまあじゃないの?(笑)

感謝。

みんな、ありがとう!!


素晴らしい「父の日」になりました。

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