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生きること、死ぬこと。家族という存在。

この記事を投稿する直前、
4月9日の朝(英国現地時間で)
英国のフィリップ殿下が
4月9日の朝(英国時間)
ウィンザー城で崩御されたことを
(最近は「王配」という呼び方も使われています)
知りました。


(お写真は英国王室のTwitter アカウントより
お借りしています)

約70年エリザベス女王を支え、
99歳で亡くなれました。
 
3月、入院先の病院から退院されたと伺っていたのですが・・・
心よりお悔やみを申し上げます。

さて、最近はテレビをあまり見なくなっていますが、
始まる前から楽しみにして待っていたドラマが
今日の深夜に始まります。

原作はジェーン・スーさんの
「生きるとか死ぬとか父親とか」。

原作はクスリと笑う部分もありますが、
「よくここまで
まだ生きている肉親のことを書けましたね」
と驚くだけでなく、
心がひりつくような内容もあります。
 
(そして、驚愕するような辛い出来事とも
渾身の力でがっぷり取り組んできた
スーさんを心から尊敬するのです) 
 
ドラマはこの原作を脚色したもので
スーさん曰く原作とは別物だそうですが
吉田羊さん演じる蒲原トキコは
職業がラジオパーソナリティ、
コラムニストで
見た目もジェーンスーさんに
見事に近づけています。
 
(ジェーン・スーさん曰く
「世界一優しい公開処刑」。) 
 
ドラマの中でも
スーさんの実際のラジオ番組を
彷彿とさせる番組で
主人公が人生相談にも
答えたりしているのだそうで、
いつもスーさんの番組を楽しみにしている
リスナーとしては、
ドラマを見ていても嬉しくなってしまいます。
 
(スーさんの番組TBS「生活は踊る」は
RADIKOを使えばタイムフリー、
エリアフリーで
好きな時間に他地域の番組も
聞くことができ、
わたしもお世話になっています)

ドラマの主題歌「ever since」
は高橋優さんの書き下ろし。
 
(ever sinceは歌詞の中にもでてきますが
「あれから」という意味」) 
 
高橋さんは事前に原作を読み、
ジェーン・スーさんとお父さんとの関係も
ご本人とご家族との関係も
両方念頭に置いて書かれたそうです。
 
ゆっくりじんわりとした曲にのせられた
高橋さんの詩の世界に驚きました。
 
そんなに長くはない歌詞に
都会に生きる人の日々の
悩みや孤独感、
大人として生きる知恵とずるさ、
親への反発や複雑な愛情、
親からの深い、でも不器用な愛情
そういったものがさりげなく詰まっている。
 
そして、それらを抱えながら
生きる人への応援歌でもあることが
すごいなあ、と思うのです。
 
「色んなひとに出会う度 鏡のようさ
僕の何もかもがあなたを写している」
 
「いつからだろう
あなたの背中が
少し小さく見えた
強いひとじゃなくて
強がりが上手なひと」
 
「あれから
もうどれほど時は流れただろう
何にも変わってないよ
僕もこの街も
強がりが上手なとこばかり似ているよ
ただ弱さを誤魔化すことはもうしないよ
吹きすさぶ風に挫けそうになるけれど
笑いながら 強がりながら 生きているよ」
 
こういった詩を
三拍子のリズムにのせて
歌っていらっしゃるのですが、
高橋さんは
体を揺らしながら聴ける曲にしようと
このリズムにされたのだとか。
 
主人公役の吉田羊さんと
お父様役の國村隼さんのやりとりも楽しみ。
 
深夜の時間帯ですし
しっかり見たいこともあるので、
録画して、週末にじっくり見るのを楽しみにしています。
 
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。 

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