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「2020年、あなたは何をしていましたか?」と聞かれたら

さて、あなたは
「2020年、どんなことをしていましたか」
と聞かれたら、なんと答えますか?

今日あなたにこう聞いてみたいと思ったのは、
昨日聞いていたラジオで、19歳の男の子の相談を聞いたからです。 

「志望校に合格したのに、コロナのせいでずっとリモート授業で

学校には1日しか行けていない。

自分は自宅に住んでいるし、学費の心配もないけど
外に出たときに楽しそうにしている家族連れを見たり
行楽地が人で溢れていると言うニュースをみると
『こう言う人たちのせいで、自分は学校にも行けなくて
自粛していなくちゃ行けないだ!』
と言う怒りがわく。

もちろん、自分よりももっと大変な思いをしている人がいるのもわかる。

こんなつまらない怒りに時間やエネルギーを使っていることがもったいない。

そこに回しているエネルギーと時間を別のことに向けて行くにはどうすればいいだろうか。」

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相談を受けた方は、こんな風に答えました。

「2020年って、世界レベルで思い通りにならない、ままならない年だった。

また、楽しそうに見える人たちだって、
ずーっと自粛していた人たちが
この日たまたま久しぶりに出かけたのかもしれない。

他の人から見れば、あなただって
「気楽なもんだ、学生がフラフラしていて」
と思われている可能性だってある。

ただ、
「お前より辛い人がいるからもっと我慢をしろ」
という考え方では収まらない。

一握りの人だけが辛い思いをしているかといえば、そうでもない。

自分をもう少し許してあげてほしい。
人に対して厳しいことを言う人は、自分に対しても厳しい人が多い。
 
自分に厳しい人は、余裕がなくて、
自分のことが好きじゃなくなっている。

自分を許すための行動をしてあげてほしい。

『今はここまでしかできない、でも今はこれでいい』と許して。

また、(当初思っていたこととは違っても)
『他のことで楽しい時間を過ごせた』と思えるようにするのも大切。

自分の欲望の矛先を他者への怒りではなく、他に向ける。
今できることを探す。」

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こう話した後で、パーソナリティのお二人は
「自分ならどうするか」
を話してくれました。

「今、大学1年でも2年後の就職活動のためにネタ作りをはじめる。

コロナ自体が来年、再来年になくなることはありえない。

その中で学生の方がどうやって過ごしていたか、どうライフスタイルを変えたか、
面接官は興味があると思う。 

みんなと一緒に悶々としていたのでなく、何か限界を突破できるものがあればいい。」

「例えば料理。家族のための料理を作る。

家族も助かるし、独り立ちしたときにも役に立つ。
家にいる時間が伸びたことでお母さんと喧嘩するくらいなら、お母さんから料理をならむ。

そして、語学。今なら無料でいろんな語学を学べる。

例えばフィンランドとか、なかなか学べない言葉少しでもできるようになったら、違う国の人とSNSで交流できるようにもなる。
ゲーム感覚でするのがいい。」

なるほどな、と思いながら聞いていました。

菊の様なバラ

おそらく、自分で意識している以上に、
この状況で生きていることは一人一人にストレスがかかっているはず。

思うように動けないことを許すことも、確かに大切。

でも、「みんなそうだし、仕方ないや、今年何もできなくても」
と何もしないで諦めてしまうのも、何か違うと思うのです。

だから、できる範囲でいいから、今できることを淡々と続けて行くことが大事だとおもうのです。

そんなわけで、わたしは今年、少しずつでも、本を書き続けています。

自分なりの語学の勉強も続けています。

仕事もありますから、できない時もありますよ。

でも、こんな時だからこそ、がんばったことが後で自分の支えになるんじゃないかな、と思うのです。

今、「1997」シリーズ(電子書籍)」を書いていると、
英国にいた当時は
毎日大したことはしていないなと感じることもありましたが
今振り返って見ると、
「なんと豊かな毎日を送っていたことか」
とびっくりするのです。

そのころの自分に負けないように、今、できることをがんばりたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

*電子書籍
「1997~英国で1年暮らしてみれば~Vol.2」
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「1997」Vol.3、鋭意執筆中です🇬🇧

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