ユーキ

小説を書いたり、曲を作ったり、遊んだり、研究したり。まったりと創作活動をしています。 …

ユーキ

小説を書いたり、曲を作ったり、遊んだり、研究したり。まったりと創作活動をしています。 よろしくお願いします!

マガジン

  • 【写真⇒手描】Photoshopアート

    スマホで撮影した写真を、Photoshopを使って手書き風にアレンジした写真を公開します

  • 【小説】R(あーる)

    データ分析部署に配属された紗希(さき)と、ぶっきらぼうで、だらしないけど頼りになる先輩との日常を切り取った物語。「なんで私、こんな人のこと好きなんだろ」。趣味嗜好が変態よりにシフトしてない? 作中で主人公たちが使っている統計分析ソフトの実際のコードは、以下のサイトにまとめてあります。 https://note.com/yuki_ri_17/m/m66ebee1b0fb7

  • Rを使ったデータハンドリングTips・小ネタ・備忘

    データ分析の分野で一番重要と言っても過言ではないデータ加工。ただ、めんどくさいし、忘れる・・・。そんなこんなで、記事として保存しておきます。自分のためだけど、誰かのためになったら嬉しい。

  • 【小説】私があなたに!2

    必要以上に友達と仲良くなることを避けている日和(ひより)、家族仲がうまくいかずに母親からの決別を決意した美桜(みお)。とあることがきっかけで『友達』になった二人の新しい日常が始まる。 順調に関係を育む二人。ただ、それを見守る美桜の昔からの親友のちひろは、美桜の幸せを願って抑えていた感情が揺れてしまって・・・。 誰しもが抱える、それぞれの問題。そのなかの一つをつづった「私があなたに!」のその後のお話。 ※先に「私があなたに!」をお読みいただけると、より楽しめると思いますので、よろしければご覧ください  私があなたに!:https://note.com/yuki_ri_17/m/m7a8f3127c9d7

  • 【小説】えちゅーど -Étude-

    都内のマンションに一人暮らしの悠妃(ゆき)、その幼馴染の自称『天才ベーシスト』のチカ。マンションに一人暮らしの悠妃の部屋に毎日のように入り浸るチカと、チカに振り回されっぱなしだけど、どこかそんな生活が気に入っている悠妃の二人の物語。 チカの「ベース弾いてみた動画をアップしたい」という一言から始まったトラブルと、二人の世界を切り取ったお話です。 ※この小説は、私が管理するHPでも掲載をしております inKspire:https://craft-ch.com/

最近の記事

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ビルを手書きへ!

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      空を手書きへ!

      • データを抽出するように、先輩の好みも抽出したいです!

        「先輩! この前送った新商品のダイレクトメールで反応があった人の一覧が販売促進事業部から送られてきたんですけど、そこに名前と通し番号の情報しかないから、住所とか年齢とかのデータをマザーリストからつけて欲しいって依頼があったんですけど、どうしたらいいですか?」 「…………………………」 「先輩? せんぱーい?」  うずたかく積まれた本や書類のせいで、対面に座る先輩の姿が見えない。そんなに机の上に本があってもしかたないのだから、いらないものは処分したり、部署の本棚に片付ければい

        • 【R】別のデータフレームにある列を条件指定して、dplyr::filter でデータを抽出してぇ

          やりたいことAとB、2つのデータフレームがあって、Aと Bにはそれぞれ、キー項目がある(例:企業に発番されているユニークな番号の法人番号。他にも人に発番されているマイナンバー、顧客コード など)。 Aのデータには、たくさんのレコードが入っているけど、その中から、Bに格納されてるキー項目のみの情報をAから抽出したい。そんな時に役立つRのコードになります! 例えばこんな時に使えるよ 全国の顧客マスタの中から、手元にある関東地方の顧客のみ抽出したい。 DMを送った先リスト

        ビルを手書きへ!

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        • 【写真⇒手描】Photoshopアート
          2本
        • 【小説】R(あーる)
          1本
        • Rを使ったデータハンドリングTips・小ネタ・備忘
          1本
        • 【小説】私があなたに!2
          26本
        • 【小説】えちゅーど -Étude-
          8本
        • 【小説】私があなたに!
          26本

        記事

          【小説:私があなたに!2】あとがき

           いつも作品を読んでいただきありがとうございます! 「私があなたに!」の2(続き)をお送りしました。  小説投稿サイトや自分のHPに掲載したものをnote用にして投稿しましたが、この作品は全てを完成させてから掲載するのではなく、執筆しながらできた話数を掲載するという形だったので時間の調整が難しく、仕事の繁忙期(これはまだ継続中)も重なりかなり大変でした。  ただ、やっぱりやってみると分かることもたくさんありましたし、何より「楽しい」という気持ちを維持できたのも発見でした。

          【小説:私があなたに!2】あとがき

          【小説:私があなたに!2】24.忘れないでね

          「もう限界だったんじゃないかな」  美桜はそういうと、クピっとココアを飲む。  図書室で美桜は勉強、私はその日によって、小説を読んだり勉強をしたりと色々だけど、下校時間まで時間を過ごした後に美桜と少しだけ話すことが日課となっている公園に行き、今日あった出来事を美桜に話した。    今まで友達に取り繕った笑顔で接していたことがバレてしまったこと。  そして、それに対してさほどショックを受けなかったこと。    どこか、冷めた目線で今日の出来事を見ているということ。  そして

          【小説:私があなたに!2】24.忘れないでね

          【小説:私があなたに!2】23.来るべき時が来たってことだよね

           放課後、いつものように図書室に行こうと思って準備をしていると、友達数人が席にやってきて、今日遊びに行かないかと誘われた。    突然誘われることは珍しくなかったけど、最近は美桜と一緒に図書室へ行く方が楽しいので「勉強したいから図書室に行く」と言って断る。  進学校ということもあり、この理由が一番無難かつ波風が立たないのだけど、今回に限らず、最近友達からの誘いを断り続けているとなと思い「本当にごめんね、でも土日は? 空いてる?」と聞いた。 (正直、あんまり気乗りはしないけど

          【小説:私があなたに!2】23.来るべき時が来たってことだよね

          【小説:私があなたに!2】22.言いたくても言えないこと

          「いってきます」  誰に向けたわけでもない挨拶を告げ、家を出る。  この辺りは冬はだいたい晴れていて、空が高くて気持ちがいい。  今日は大丈夫だけど、風がめちゃくちゃ強いということを除けば…………。 (自転車直したいけど、季節的に全然良くないんだよなぁ。寒いし、風強いし、でもそんなこと言ってたらいつまでたっても自転車問題解決しないよね) (今度の休みに自転車屋さん行くか)  ずっと何とも思ってなかったことだけど、重い腰を上げることを決めると、少しウキウキしてきた。  こ

          【小説:私があなたに!2】22.言いたくても言えないこと

          【小説:私があなたに!2】21.美桜の場所

          「よーし美桜、次はシュークリー…………」 「日和、限界! もう食べられない」  六個めのケーキを完食し、美桜は後ろに倒れ込んだ。  普段からそんなに食べる方ではなさそうなので六個でも頑張ったのだと思うけど、机の上には美桜が食べた数と同数のケーキがまだ残っている。 「六個かー。美桜、まだまだケーキバイキング、余ってるよ」 「日和、悪意がある。そんなに食べられないって。でもすっごく美味しかった! ケーキ食べたのいつぶりだろう。今まで食べた中で一番美味しかったよ!」  美桜を

          【小説:私があなたに!2】21.美桜の場所

          【小説:私があなたに!2】20.カフェで -友達の意味、違い、日和の場合-

          「すごいすごい! 日和、すごい!」 「へへーん。すごいでしょー」  猫カフェは日和の家の事情でダメだったけど、日和の言う通り食べ物を扱うお店じゃ仕方ないと思っていたら、日和が代わりに提案してくれたのがこのお店。  おしゃれなお店のラテアートは知っていたけど、まさか立体的なラテアートがあるなんて思ってみなかった。 (私が知らないだけで、他の子はみんな知ってるのかな…………)    もし仮にそうだったら私の女子力が低いことが証明されてしまうが、私的にはそれはもう若干諦めてし

          【小説:私があなたに!2】20.カフェで -友達の意味、違い、日和の場合-

          【小説:私があなたに!2】19.普通だけど、普通じゃないこと

          「美桜、ちひろなんだって?」 「急な用事で来れなくなっちゃったんだって……」 「おー、まじかぁ…………どうする? ちひろいないと、美桜的にダメだったりする?」  美桜は、見るからにショックを受けている。  ちひろが来られなくなるってのは、美桜のシナリオに無かったのだろう。  困った顔も、悩んでいる顔も、怒っている顔も、図書室で真剣に勉強をしている顔も美桜はかわいい。  でも、できれば美桜には笑っていて欲しい。 「そしたらさ、イルミネーションはまたちひろとも調整して行くと

          【小説:私があなたに!2】19.普通だけど、普通じゃないこと

          【小説:私があなたに!2】18.私の矜持

           娘が帰ってきた。  今日は、大好きな友達と遊ぶと言っていたはず。  ずいぶん前からとても楽しみにしていた。   「どうしたの?」と聞くと「みんなの都合が悪くなって、延期になっちゃった」と言った。    精一杯の作り笑顔で。    何かあったのだろう。  でも、多分、今は誰にも話しかけられたくないだろうし、誰の顔も見たくないだろう。  娘は、美桜ちゃんという子のことが好きだ。  とても特別な意味で。    でも、それは叶わないことも知っている。  美桜ちゃんを見て、美桜ちゃ

          【小説:私があなたに!2】18.私の矜持

          【小説:私があなたに!2】17.私に足りなかったもの

          「ちひろちゃん、今日お出かけでしょ? 何時頃に出るの?」 「うーん。二時集合だけど、多分みおちゃん早めに来てると思うから一時頃かな」 「送っていかなくて大丈夫?」 「大丈夫! ありがとう」 「楽しみにしてたもんね。楽しんできてね」 「うん!」  みおちゃんはちょっとずつだけど、変わってきている。  前は自分から友達を遊びに誘うことなんて絶対にしなかった。  きっかけは、日和ちゃん…………。  何か確信があるわけじゃない。  ただ二人を見ていたら、私の中で歯車と歯車がカチっと

          【小説:私があなたに!2】17.私に足りなかったもの

          【小説:私があなたに!2】16.もったいない!

           約束の日曜日。  駅構内、改札を出て右に少し行ったところにある、変な大きい石の前に午後二時に集合。  集合時間にはかなり早いと思ったが、特にやることも無かったので早めにお昼をすませ、十二時過ぎに家を出た。  集合場所の駅は、うちの県では一番大きな駅で新幹線も停まる。  隣接する駅ビルの中に色々なショップが入ってるし、本屋もあるので本好きとしては本の探索だけで二時間は平気で潰せると思った。    一人で気楽に出かけるのも楽しいけど、やっぱり今日は特別な日だった。  学校、

          【小説:私があなたに!2】16.もったいない!

          【小説:私があなたに!2】15.その思いを胸に秘めて

          『………………このニブチンめー』 『私はね、美桜と二人で出かけたかったんだよ』  一旦忘れようと決意したのに、ふと気が緩むと日和に言われたことをすぐに思い出して体が熱くなる。  こんな感じで、明日上手く喋れるのだろうか。    流石の私も、あそこまで言われれば、気がづく。  私も日和のことが好き。    ただその気持ちは、私の中に秘めておこうと思っていた。  少なくとも今は。  だって、普通じゃないから…………。    それに、今の私は、大好きな日和のことだとしても、そこに

          【小説:私があなたに!2】15.その思いを胸に秘めて

          【小説:私があなたに!2】14.人を好きになるのって大変なんだな

          「美桜のにぶちーん、どんかんさーん」  お風呂に入りながら、変な調子をつけて言葉を紡ぐ。  いや、これは、一方的な照れ隠しか?  美桜にあんなことを伝えるつもりはなかった。    今日もいつも通り図書室に行って、勉強する美桜の隣で小説を読んで、いつもの公園に行った。  ただそれだけのはずだった。  そしたら、あんなことになった。  予想外もいいところだ。  でも、美桜は観察力がすごいというか、よく人を見ている。  そして、疑問に思ったことを自分なりに考えて、それをちゃ

          【小説:私があなたに!2】14.人を好きになるのって大変なんだな