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中学生も知るべき、日東駒専、TOEIC730のためこれだけは分かっておきたい英文法


はじめに

Yukiです。

まずはこの記事を開いて頂きありがとうございます。

突然ですが

あなたは中学英語が9割出来ますか?

「出来る」と自信をもって言えるならこの記事はあなた向きではないかもしれません。

タイトルにもある日東駒専、TOEIC730突破のために必要な英語力。

それは基礎的な英文法です。

文法問題だけではなく、長文読解にも活きてきます。

私も高校2年生まで基礎が不安定で英語の偏差値60くらいをふらふらしていました。

ところが、高校3年生で徹底的に基礎をかためた結果、偏差値70が安定し、大学入学後のTOEIC初受験で、公式問題集を解いただけで、820に到達しました。

それ以降、よほど体調が悪いときを除いて、英語の試験で時間切れを経験したことはありません。

基礎をかためるとそれくらい実力が変わってきます。


基礎的な英文法を身につけた方がそれぞれに特化した対策よりもコスパが良いと私は考えています。

たぶん多くの方は大学受験をする場合に併願しますよね?

よほど

「この大学に行きたい」

という思いがある方は別ですがそれぞれの大学に合わせた対策よりもどこでも問われる力を身につけた方が地味ですが近道だと思うんです。

どうせ大学に入ってもTOEICなどの試験を受けることになりますし、どこでも問われる英語力を身につける必要があります。

本編

それでは本編に入っていきたいと思います。

この記事ではVOAや最新の論文からタイトル、例文を持ってきて世界の最新情報について勉強をしながら英文法を学んでいただきたいと考えています。

せっかく世界の共通語である英語を勉強するなら、日本の教科書に出てくる、どこで使うか分からない謎の登場人物の会話よりも、実際に使われている英語を学んだ方が役に立つと考えたからです。

文法問題だけではない。英文の基礎5文型

私は学習支援を5年やってきましたがここでつまづいている人は本当に多い。

英語は積み重ね、なんて言うんだったら

「ここを徹底的にやったら良いのに…」

と何度思ったことか。

5文型って何だっけ?

という方向けに軽く説明を入れておきます。

どれが第何文型かは覚えなくて良いです。

最初に文法書を書いた人が作っただけだと思いますし、英語を読むうえでは正直関係ないので。

5文型は

SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC

の5つです。

これにMがどこかに加わります。

は?SとかVとか何?

という声が聞こえてきそうです。

大丈夫です。もちろん解説します。

Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語、Mは修飾語と文法用語で呼ばれます。

Mは副詞や副詞句(前置詞+名詞とか)で基本的な文構造に影響しません。

あくまで英語の構造は

SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC

の5つです。

S、Oになるのは名詞です。名詞はNと呼ばれます。

辞書にはN(たぶん小文字)として載っているはずです。

動詞も辞書ではSV、SVC、SVO、SVOO、SVOCの説明があるはずです。

だからこれ分かってないとそもそも辞書が効果的に使えないんですよね。

話を戻します。

名詞はCにもなれます。

I am a student.

SVCの文ですがstudentという名詞が補語になっていますよね?

形容詞もCになれます。

I am hungry.

The movie is interesting.

こちらもSVCの文です。

S=CならSVCです

I love you.

よく見ますよね。

文法的に見るとSVOです。

SVOOは形からVの意味が予想できる形です。

その意味とは

「1つ目のOに2つ目のOを与える」

という意味です。

He taught me English.

teachというのも何かを与える行為ですよね。

ちなみに

granted (that)~

で出てくるgrant。

これもSVOOを取れる動詞です。

調べてみてください。ちゃんと類義語にgiveがあります。

SVOOでは2つのOはイコールではありません。

一方で、SVOCではO=Cの関係が成立します。

I call him Yuki.

him=Yukiです。

上で述べたようにCには形容詞も入ります。

I keep my room clean.

room=cleanです。

こういうことを意識して単語帳を読むとまた学習効果が変わってくると思います。

実践形式 5文型のどれ?

それではVOA、論文から具体例を見ていきましょう。

例文を示します。記事のタイトルです。

Many American Jews Celebrate Christmas With Chinese Food

これはどの文型ですか?

Many AmericanはJewsの説明ですね。つまり修飾語。

なのでJewsがSですね。それにVであるcelebrate。Christmasは名詞。

しかもJews=Christmasではない。

ということは

そうです。SVOです。

合ってましたか?

Jewsって単語分からなくても形で分かったのではないでしょうか?

中身はへぇ~って感じですよね。ユダヤ教徒がクリスマスに中華食べるんだ、って。

英語のニュース読まないとこういうことは日本のニュースじゃ分からないですね。

In 2023, Christmas Came Early to Ukraine

これも記事のタイトル。

文型はなんでしょう?

これ修飾語ばっかりですね。

In 2023は前置詞+名詞でできた副詞のかたまり。

earlyもto Ukraineもcameを修飾している。

この文の骨格は

Christmas Came

だけ。

SVですね。

「え?なんで修飾してるって言えるの?」

と言われるかもしれません。

うえで述べた通り英語の文構造は

SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC

です。

前置詞がくっついていたらそれは別物です。

それでは次はどうでしょう?論文から一部抜粋しました。

ChatGPT may make it easier for instructors to apply AI in teaching and learning.

ChatGPTがSですね。makeがV。itがO。easierがC。

そうSVOCです。

なお、このitは仮目的語もしくは形式目的語と呼ばれるものです。

to以下に書いてあることがitの中身です。

長文にチャレンジ

最後に長文に挑戦してみましょう。

ChatGPTの文が入っていた論文の要約を持ってきました。

いるかわかりませんが論文読みたい方はこちら

What Is the Impact of ChatGPT on Education? A Rapid Review of the Literatureという論文です。

An artificial intelligence-based chatbot, ChatGPT, was launched in November 2022 and is capable of generating cohesive and informative human-like responses to user input. This rapid review of the literature aims to enrich our understanding of ChatGPT’s capabilities across subject domains, how it can be used in education, and potential issues raised by researchers during the first three months of its release (i.e., December 2022 to February 2023). A search of the relevant databases and Google Scholar yielded 50 articles for content analysis (i.e., open coding, axial coding, and selective coding). The findings of this review suggest that ChatGPT’s performance varied across subject domains, ranging from outstanding (e.g., economics) and satisfactory (e.g., programming) to unsatisfactory (e.g., mathematics). Although ChatGPT has the potential to serve as an assistant for instructors (e.g., to generate course materials and provide suggestions) and a virtual tutor for students (e.g., to answer questions and facilitate collaboration), there were challenges associated with its use (e.g., generating incorrect or fake information and bypassing plagiarism detectors). Immediate action should be taken to update the assessment methods and institutional policies in schools and universities. Instructor training and student education are also essential to respond to the impact of ChatGPT on the educational environment.

ギョッとしました?

大丈夫です。

すべては

SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC

です。

とりあえず各文がどの文構造か分析してみてください。

An artificial intelligence-based chatbot, ChatGPT, was launched in November 2022 and is capable of generating cohesive and informative human-like responses to user input.

An artificial intelligence-based chatbotはChatGPTの説明ですね。

同格ってやつです。

in November 2022は前置詞+名詞なので文の骨格ではありません。

そして、andは同じ役割をもつものをつなぎます。

この場合は動詞ですね。

だから文の骨格は

ChatGPT was launched and is capable.

あるいは

Chatbot was launched and is capable.

だけです。

This rapid review of the literature aims to enrich our understanding of ChatGPT’s capabilities across subject domains, how it can be used in education, and potential issues raised by researchers during the first three months of its release (i.e., December 2022 to February 2023).

This rapid review of the literature aims to

これでもう骨格は終わっています。

This rapid はreviewを修飾しているだけなのでreviewがS。

of the literatureは前置詞+名詞なので文の骨格ではありません。

aimsがV。三単現のsがついていますね。

SVということです。

A search of the relevant databases and Google Scholar yielded 50 articles for content analysis (i.e., open coding, axial coding, and selective coding).

searchがSですね。

of the relevant databases and Google Scholarは前置詞+名詞。

だから文の骨格ではありません。

うえでも述べた通りandは同じ役割のものをつなぎます。

relevant databasesとGoogle Scholarは意味的にも同じ感じですね。

yieldedがV。articlesがO。

50 articlesは名詞が名詞を修飾していますね。

The findings of this review suggest that ChatGPT’s performance varied across subject domains, ranging from outstanding (e.g., economics) and satisfactory (e.g., programming) to unsatisfactory (e.g., mathematics).

findingsがS。

of this reviewは前置詞+名詞なので文の骨格ではありません。

suggestがV。that以下がO。

SVOですね。

一応thatの中身も見てみましょう。

ChatGPT’sは修飾語。performanceがS。

variedがV。

文構造はこれで良いんですが、勉強になるのでもう少し見ます。

from outstanding (e.g., economics) and satisfactory (e.g., programming) to unsatisfactory (e.g., mathematics)

from A to Bという形ですね。

それに同じ役割のものをつなぐandが挟まっています。

Although ChatGPT has the potential to serve as an assistant for instructors (e.g., to generate course materials and provide suggestions) and a virtual tutor for students (e.g., to answer questions and facilitate collaboration), there were challenges associated with its use (e.g., generating incorrect or fake information and bypassing plagiarism detectors).

Althoughは接続詞。そこの部分は文構造には関係ありません。

ただ、勉強のために中身も見ます。

ChatGPT has the potential

これで終わり。

SVOですね。

もう少し見るとandが同じ役割のan assistantとa virtual tutorをつないでいます。

構文はThere is~構文。

wereがV。challengesがSですね。

Immediate action should be taken to update the assessment methods and institutional policies in schools and universities.

Immediateは修飾語。actionがS。大きく言うとshould be takenがV。

受動態なのでもともとはSVOの文ですね。

このOをSにして書いてある。

論文では客観的に書くため受動態を使うことがあります。

ここも同じ役割のものをandがつないでいますね。

assessment methodsとinstitutional policies。

schoolsとuniversities。

Instructor training and student education are also essential to respond to the impact of ChatGPT on the educational environment.

Instructor training and student education全体がSですね。

こういうこともあります。

areがV。

副詞のalsoは文の骨格ではありません。

essentialがC。

SVCですね。

どうですか?

長文でも骨格を捕まえることができれば見え方が変わってきませんか?

おわりに

長い記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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