コンピューター VS 人間の脳
僕たちの脳は、すごい量の情報を絶え間なく処理しているようです。
今、この瞬間もね。
例えば、体温を調整して、心臓を動かしています。
昼に食べたものを、胃腸はせっせと消化して必要な栄養素に分解しています。それらの指示を出しているのは、僕たちの脳です。
このnoteを読んでいるあなたの指や目を動かしているのもね。
目に入ってきた日本語を理解するために、頭の中に張り巡らされた脳の神経に電気信号を走らせています。
ところで、情報の処理といえば、僕はコンピューターを思い浮かべます。
コンピューターと脳は、共通の機能を持っていますが、ちょっと比較してみていきたいと思います。
● コンピューター VS 人間の脳
コンピューターも脳も、画像を記憶することができます。
コンピューターの場合は「記録」かな。
ただ、仕組みは異なっています。
●コンピューターの計算装置
こちらは「CPU」という計算装置が1つずつ、順番に情報を処理しています。
例えば、バナナの画像を保管するとしましょう。
コンピューターは、正確にすみずみまでデータを保存できます。
計算装置が途中で途切れるなどの不具合を起こさない限り、状態が正確に保存され続けます。
コンピューターの扱う情報は、2つしかありません。
1か0です。
これはデジタルデータと呼ばれますが、この1と0で素早く、正確に情報を処理しますので「あいまい」な情報は一切ないんですね。
●脳の神経回路
脳は分散している「神経細胞のネットワーク」が同時並列的に働いて、情報を処理します。神経回路と呼ばれます。
同じくバナナを保存するとしましょう。
脳は、コンピューターと違い、すみずみまで正確に記憶することができません。時間の経過とともに、色や形が変化することもあります。
時には、すっかり忘れてしまうこともあるんです。
神経細胞の回路はとても複雑です。
その上、コンピューターとは違い、その回路自体が、時間とともに変化します。僕たち生きていますからね。脳も常に変化しているんですね。
だから、忘れる、思い出せない、ということがあるんです。
それで普通です(ホッとする
●情報処理
コンピューターは1か0で計算しています。
部位によって、役割も明確に分けることができます。
一方、僕たちの脳は、コンピューターのように働きが分かれているわけでないんです。CPUやメモリ、ハードディスクなどに分けることができないんですね。
コンピューターの方が、情報処理速度は早いですし、正確です。
ただ、人間の脳は、不完全な情報をたよりに、想像したり、時には「ひらめいた!」っていう発想も生み出すことができます。
人間には、アイデアの引き出しがあるんです!(えっへん
●まとめ・感想
今回は、対決するみたいな題名でnoteを書いてしまいました。
速度や正確さではコンピューターが優れています。
でも、発想やあいまいな情報をうまく使うという点では、人間の脳の方が優れているんですね。
世の中には、「シンギュラリティ」という言葉があります。
これは、2045年問題と言われ、コンピューターが人間の全ての脳力を追い越す日がくるというものです。
手塚治虫先生の漫画や、マトリックスの映画みたいな世界ですね。
僕にはうまく想像できません。
そんな日がくれば、地球上で王者のように振る舞っている人間の肩身が狭くなるんでしょうか。
そして、文明が大きく代わり、人間からコンピューターに主役交代を迫られる日が来るんでしょうか。
僕は、そんな日が来てほしくないなぁ。
人間は、賢く変化に強い生き物なので、うまくコンピューターを利用して、そうなったとしても、人類に貢献できるような活用方法を編み出していけると信じています。
あなたは、計算装置と神経回路などについてどう感じましたか?
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