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何か残したい

 毎日前に進むことができたなら、一ヶ月後、一年後、はたまた十年後どれだけの距離を進むことが出来るのだろうか。

 そんなことを考えても一日、一歩進むことを夢想して早幾年。
自分で作ったものを出せないでいる。
いつの間にか、恥ずかしいと思うこと自体を恥ずかしく感じているようだ。
どんなに言葉を取り繕ったとしても、何かを生み出し続ける人には叶うことはないのだ。
そう考え、とりあえず30分間キーボードを無心に叩く時間を作ろうと思う。

 しかしまぁ、なかなかに自分のタイピングの遅さに驚く。
頭で考えてる思考は指先のスピードを追い越して
どんなことを書こうか、
どんなことを書けば面白いかなどと考えてしまっている。

これは一種の訓練なのだ。と言い聞かせてバックキーを押す手を止める。
いいことを書こうとか最初のうちから考えても仕方がない
思考と打鍵の速度を鼓動に合わせるように打ち込むだけなのだ。

普段こんなめんどくさいことを考えているのか、
と文章を書きながら思う。
やはり私は偏屈で面倒臭い人間なのかも知れない。
そして卑屈でもある。

とにかく今日の目標は文章を書いてあげること、
それだけに目標を据えて励むとしよう。

もしかしたら中途半端な文章に終わるかも知れないが
それは許してほしい、
もしこの文章を見ている人が自分以外にいるというのなら
それだけで今日の目標は果たされているということに変わりはないのだから。

最近は、もっと新しい体験をしたくて絵を描いたりしていた。
一筆に想いを込める、なんて偉そうなことは言えないど素人ではあるのだが、
なんかいいかも
を手探りで探していく感覚はとても興味深い。
素人なりに手を加えた理由を考え、
それに納得して
あーでもない
こーでもないと前に進んでいく。
その繰り返しが経験となって、論理や思考に影響を与えて、センスと呼ばれるものになるのではないだろうか。

ならば、それを鍛えるためにも色んなことを泥臭く手探りでやってみようという気持ちも湧いてくる。
考えた末の感情の葛藤が感性を育てる雨になるのかも知れない。

今日はここまで

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