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テレワークで役に立ったもの7選

テレワークで役に立ったもの

「働き方改革」などの取り組みが幾度となく繰り返されても、なかなか進むことのなかったワークスタイルの変化は、コロナ禍により急激に訪れることとなりました。
「テレワーク」はその最たるものだと思います。
私自身も、約2年間のほとんどを自宅にて働くことになりました。

テレワークにおいても、いかに効率を上げ、生産性を高めていくかを考え続け、その中で自分なりに役に立つと思えた機材を7つ紹介したいと思います。
最終的にはマネジメントやコミュニケーションの方法、社内外で使うITツールなど、総合的な取り組みが肝要になりますが、機材を揃える場合や、テレワークを効率的に行いたい方など、何かの助けになれば幸いです。
参考ですが、基本的に会社貸与のノートPCおよびスマートフォンを使って仕事をしています。


1.ディスプレイ

ノートPCの小さい画面ではどうしても仕事がしずらいので、31.5インチのディスプレイを導入しました。

EX-LDQ321DB

デュアルディスプレイも検討しましたが、デスクの幅や部屋のレイアウト上、2画面にするよりも大きな画面を広く使った方が快適なのではないかと考えました。
画面の幅があるため、Wordの文書を見ながらブラウザ上のシステムに入力する、といった作業も十分にできるため、正解だったと思います。
スピーカーが内蔵されているので、PCの音は基本的にそこから出しています。
テレワークはオンライン会議が中心になることから、「音」に関しては画面と同じくらい重要だと思います。
ヘッドセットやヘッドフォンが必要になる方は、予算の範囲で良いものを選び、長時間使用しても疲れないものにすると良いのではないでしょうか。

2.マウス&キーボード

DELL汎用キーボードとBluetoothマウス


外部ディスプレイを使う以上、ノートPCのキーボードを使うよりも、外付けのキーボードとマウスを使った方が効率的なので、導入しました。
キーボードは家にあったDELLの汎用キーボード、マウスはマイクロソフトのBluetoothマウスを使っています。
最近のBluetoothマウスは遅延も少なく、快適ですね。
昔から色々なマウスを試していましたが、このマウスがここ数年のお気に入りです。
コンパクトで持ちやすいところがいいですね。

この辺りは好みのものを使うのが一番良いと思います。
テレワークの日数が少なかったりすると、導入するのも気後れしてついノートPCそのままで業務をしてしまいがちですが、安くて効率が高いので導入がお勧めです。

3.デスク&オフィスチェア

会社に当たり前のようにある事務机とオフィスチェア。
その組み合わせが仕事をする上でとても上手くできていることに、改めて気付きました。
会社のオフィスは仕事をするために最適化されているので、自宅を会社の環境に近づけることはひとつの解になると思います。
長時間座ったままでタイピングやマウス操作をしやすく、正しい姿勢でディスプレイを見ることができ、アームレストや背もたれで疲れを軽減できるなど、改めて事務机とオフィスチェアの組み合わせの見事さに感心しました。
20年前くらいから家にあるパソコン用デスク、去年購入したオカムラのオフィスチェアを使っています。
昔はデスクトップPCが主流だったので、デスクトップPCとディスプレイ、プリンターを置くことができるパソコン用デスクを一緒に売ってたりしました。
ブラウン管のディスプレイを置くことが前提だったせいか、奥行きがやたら広いです。
オフィスチェアは、オカムラのシルフィを去年購入しました。

オカムラ シルフィ


実際に使ったことがあって気に入っていたことが決め手でした。
打鍵がかなり楽になるアームレスト
季節を選ばないメッシュのハイバック
リクライニングさせた時にあると嬉しいヘッドレスト
この辺りが揃っているモデルを選び、1年半が経つ今でも快適に使っています。

4.Webカメラ

ノートPCは常に閉じた状態で使用しているため、外付けのWebカメラを別途購入しました。

ロジクール C922n

Webカメラ自体はノートPCに搭載されており、もっと安価な製品もあるので若干迷いました。
買ってみるとやはり映りが綺麗だし、内蔵マイクも音をきちんと拾ってくれるので気に入っています。
フレキシブルアームを取り付け、会議時は正面に、常時接続時は斜め横から、といった具合で状況に合わせて動かせるようにしました。
オンライン会議の映りや音に関しては一時期かなり勉強しました。
どうしてもノートPCだと下向き、デスクトップだと上から見下ろすような形に映ってしまいがちです。
目線の高さにカメラがあるのが理想で、画面ではなくカメラを見るようにすると姿勢良く、相手を正面から見ているような形に映ることを知りました。
この辺りは今でも試行錯誤中です。

5.サブ照明用ライト

天井のシーリングライトを背にしているため、ビデオ会議で映る自分の顔がいつも暗いことが気になっていました。
家にあったスポットライトをサブ照明として取り付けました。

スポットライト

顔が明るく見えるようなったので、やはり気分がいいです。
実を言うと光量自動調整の影響で、オンライン会議システムによってはあまり効果を感じられないこともあります……。
経験上、この組み合わせだとZoomが一番綺麗に映るので、使用するオンライン会議システムを自分から提案できる場合はZoomを選ぶことが多いです

6.空気清浄機

SHARP KI-LD50

会社と違って仕事環境は自分自身が調整しなくてはならないので、加湿と除湿の機能が付いた空気清浄機を導入しました。
1日の大部分を自室で過ごすことになるので、できる限り快適に過ごせる環境作りをすることは、仕事の生産性を高める上でも大切なことだと考えています。
部屋を閉め切った状態が続いても快適で、夏は涼しくて爽やか、冬は暖かくて乾燥し過ぎない環境を作り出してくれるので、導入して良かったと思える製品です。

7.温度湿度計付き置き時計

ちょっと地味なチョイスかもしれないですね。
テレワークは時間の感覚を忘れてしまいがちです。
集中して仕事をしていて、危うく会議や予定に遅れそうになったことが結構あります。
すぐ目に付くところに時計があるとかなり便利です。

SEIKO BC402W

視線をあまり動かさずに確認できるので、会議の進行をしている時などに重宝しています。
温度や湿度を見ることができるので、除湿機を動かしたりエアコンを入れたりといったタイミングを計ることにも便利です。
室温が上がり過ぎると熱のためかPCの動きが悪くなったりすることがあるので、人にもPCにも過ごしやすい環境作りに繋がると考えています。

【その他】

・光回線+WiFiルーター
昨今はクラウドやWebアプリなど、インターネット回線への依存度はますます強くなっていると感じます。
ある程度速い回線とWiFiの組み合わせは、テレワークに必要不可欠と言っても過言では無いでしょう。
家が戸建てか集合住宅か、個室があるかどうか、といった居住環境に近い内容だと思うので、選外としました。
OCNの光回線と、BUFFALOのWiFiルーターを使っています。
速いときはWiFi接続でも200Mbpsほど速度が出るのですが、時間帯や日によって波があるので悩みどころです。
とはいえ、今のところ速度が足りなくて困る場面はほとんど無いので助かります。

・USBハブ+OAタップ+充電器類
USB-Cタイプのハブを使ってディスプレイやキーボード等の機材をまとめて繋いでいます。
OAタップやスマートフォンの各充電器などは、部屋にあるものを共有するのではなく、テレワーク専用のものを別に使っています。
可能ならば、PCの充電アダプタも会社用と自宅用があると持ち運びの手間が省けるのでいいですね。
ちょっとしたストレスを可能な限り省いていくということが、最終的にはモチベーションや生産性を向上させることにつながっていくと考えています。

・作業台+サイドテーブル
テレワークにおいても常にクリーンデスクを心がけているので、机の上には必要なもの以外載せないようにしています。
ノートPCや充電器類、読んでいる資料や書籍などはまとめてデスク横の作業台に載せています。
作業台に使っているのは、かなり昔に購入したキッチンワゴンです。
展開すると広い作業スペースになり、引き出しなどの収納スペースがあり、キャスター付きなので動かすのも楽なので気に入っています。
サイドテーブルは、飲み物などを置いておくために使います。
デスクに置いた飲み物で、PCや社用スマートフォンなどの機器にこぼしてしまうことを防ぐためでもあります。
細かいことですが、自宅だと貸与機材に何かあった時に素早い対処が難しいので、かなり気を使うようにしています。

テレワークも「ワーク」

テレワークを続けていると、会社というのは人が集まって仕事をするのに最適化された形であることに改めて気がつきます。
適切な高さの事務机や、長時間のデスクワークに向いたオフィスチェア。
空調が行き届いたオフィスや速いインターネット回線など、当たり前に受け取っていた環境が、長い歴史の中で積み重なってきた知見や習慣が反映された空間である事に思い至りました。
「テレワークだと集中できない」
「自宅だと効率が落ちる」
「オフィスより仕事がしずらい」
在宅勤務を行なっている人からこのような意見を聞くことがあります。
自宅は人によって環境が様々ですが、会社は仕事環境がひとまず統一され、必要なものが揃っていますので、無理もありません。
テレワークの場合はその当たり前の環境を見直すことから始めなくてはならなくなります。
自分自身も試行錯誤しながら少しずつテレワークに適した環境を作り上げてきました。
テレワークも「ワーク」。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、会社側も働く側も、テレワークをどこか特殊な働き方、一時期的な例外のように考えてしまうことがあります。
テレワークも「ワーク」であるならば、会社というワークに適した環境に近づけることで仕事がしやすくなります。
逆に、テレワークで役に立つものは、会社でも役立ちます。
大きなディスプレイやデュアルディスプレイはオフィスにおいても便利ですし、使いやすいキーボードやマウスは仕事の効率を上げてくれます。

コロナ禍が落ち着いたとしても、テレワークは働く人の多くをこれからも様々な形で助けてくれると考えています。
オフィスにはオフィスの、テレワークにはテレワークの良い点がありますので、互いの強みと特徴を活かしつつ、どこにいても成果を上げることができるようにしたいものですね。
お読みいただきありがとうございました。
本記事が快適で効率的なテレワークの助けに、オフィスワークのヒントになれば幸いです。

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