自分らしさを出すのは難しいのか
僕が大切にしていることの一つに「自分らしく自由に生きる」という価値観があります。
自分勝手でマイペースで我が道をゆくスーパー我がままな価値観ですが、僕はこれを常に人生に求めて生きているので、これがないと自分らしくいられないのです。
僕の自分らしさというのは、自由に生きるというもの以外にも、性格や自己表現も素直に出すことを指しています。
僕は比較的冷めている部分もあるし、年上の人や自分より偉い人に気遣うといったことも好きじゃないので、ツンツンと愛想笑いもせずに接することが多いです。
でもこれが僕が自分らしくいられる素の状態であり、ストレスも何も感じない状態なので、これを貫いています。
こうやって自分らしく素の状態を出し切るのは、慣れればとても簡単です。簡単というより、慣れれば何も気にしなくなるので、自然にできてしまいます。
でも大抵の人にとっては難しいことなんじゃないかと思います。
誰しも周りの視線や評価が気になると思います。それは嫌いな人や苦手な人であろうと一緒です。
自分らしく素の状態で性格も人生も進めていこう、そう考えていても、周りの視線が気になり出し切れないのです。
守るべき家族がある人にとってはもっと難しいでしょう。もう自分一人の人生では無いので、守るべきの人のためにも自分に対して我慢して生きていくことだって必要になってきます。
周囲の人のためにも、うまく人間関係を築いていくためにも、自分らしさを出し切った生き方をするのを我慢しなくちゃいけない、それがマジョリティの常識です。
だからこそ、自分らしく生きるのはとても難しいのです。
でも本当にそうなのでしょうか?周りの人や守るべき人が要因となりできないのではなく、自分の殻を破る勇気が足りていないだけではないのでしょうか?
周囲の人たちは自分が思っているほど関心を示していないと思います。いきなり態度が変わったり性格が変わったりしても、自然と慣れるし、そんなもんだったなと思います。
守るべき人も自身が要因で変われないと知ると、そっちの方が嫌なはずです。それは秘密や嘘と同じことなので不信感さえ抱かれるかもしれません。
結局は自分の覚悟が足りていないだけなのです。
なぜ足りていないのか、その要因は様々だと思うし人それぞれとなるでしょうけど、自分の殻を破れないのは周りの人を原因にしてはいつまで経っても変われないです。
僕も社会人1年目の時、上司やパートナーの機嫌を損ねないよう人が良い自分を演じていました。
でもだんだんとそんな自分に対して気持ち悪さを感じ、自分がなくなっていることに対し虚しさを覚えました。
「自分の身を守るために自分を失くすのはダサい」、そう思い、素で接することにしました。
愛想笑いせず、上司の機嫌が損なおうと自分の意見を主張し、自分らしく生きる社会人に変わりました。
すると周りの上司から、「メンタルが鬼のように強いね」「以前より明るくなったね」「意見も態度も素直だから仕事しやすいよ」などなど、周りの僕も見る評価はネガティブになるどころかポジティブに変わっていきました。
機嫌を損わせずに明るく振る舞っていたのに、前より明るくなったなんてどういうことだろうと思っていましたが、偽った自分は相手にも伝わっていたんだと思います。
偽った自分で生きるのをやめて、本当の自分で生きていく、とても勇気がいることだと思いますが、望んでいる人はぜひ挑戦してみてください。
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